浜名湖から世界へ!ウインドサーフィン・フリースタイル史上最年少プロ 14歳・守屋拓海は初陣心待ち

2020年9月23日 12時42分

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昨年、国内最年少の13歳でウインドサーフィン・フリースタイルのプロ資格を得た守屋拓海

昨年、国内最年少の13歳でウインドサーフィン・フリースタイルのプロ資格を得た守屋拓海

  • 昨年、国内最年少の13歳でウインドサーフィン・フリースタイルのプロ資格を得た守屋拓海
  • 難易度の高いジャンプ技を磨く守屋=浜名湖で

◇羽ばたけ中部勢

 ウインドサーフィンの技を競うフリースタイルで、浜松市庄内中2年の守屋拓海(14)が昨年、国内最年少の13歳でプロ資格を獲得した。新型コロナウイルスの影響で今年4月のデビュー戦は中止となったが、年内の大会開催を信じ、恵まれた環境で腕を磨き続けている。
   ◇   ◇
 拓海の名前そのまま、守屋が「海そのものです」と言い切る広大な浜名湖を、風をとらえて切り拓(ひら)いて進む。高さ3メートル超のセールを傾け、ボードが湖面を離れてジャンプ。海上のフィギュアスケートとも呼ばれるウインドサーフィン・フリースタイルの魅力を、水しぶきを上げながら全身で表現する。
 「浜名湖は家みたいな場所。将来、海外を転戦してW杯で勝つ選手になれば、浜名湖も盛り上がると思う」
 湖沿いでウインドサーフィンの用具店を営み、コースレースで日本一6度の実績を持つ父・慎二さん(60)の誘いで、小学生の時から競技を始めて8年目。最初から「名は体を表す」だったわけではない。
 幼少期は泳ぎが大の苦手で、ボードから転落しては泣き叫んでいた。それでも、競技エリアの大半が水深1メートルほどのため足がつく安全な浜松湖の環境が、レベルアップを支えてくれた。
 昨年、日本ウインドサーフィン協会が主催するジャパンツアーで3戦全勝。12月の3戦目、慣れ親しんだ浜名湖でアマチュア王者の称号を手にして、史上最年少でプロ資格を満たした。
 4月のプロデビューを目指したが、大会はコロナ禍で中止となった。それでも、下を向くことはない。「三密」とは無縁の広大な湖で、日本で数人しか成功者がいないといわれる、セールをくぐって繰り出すジャンプの得意技・バーナーを「2000回は練習してます」と磨き続けている。
 11月の神奈川・三浦半島に続き、12月には浜名湖でプロ大会が予定されている。「世界王者を目指す第一歩。地元で勝ちたい」。浜名湖愛を胸に、初陣を心待ちにしている。
 ▼守屋拓海(もりや・たくみ) 2006(平成18)年8月27日生まれ、浜松市西区出身の14歳。157センチ、42キロ。庄内小1年から競技を始め、4年時からアマチュアの全国大会に出場。昨年7月末~8月上旬にスペインで開かれたW杯のフリースタイルU―15ボーイズクラスに初出場し、初優勝を果たした。

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