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ブルージェイズに「リアル山田太郎」出現!? 山口の同僚・21歳カーク捕手「AKI猪瀬コラム」

2020年9月23日 11時49分

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ブルージェイズの“リアル山田太郎”ことカーク(AP)

ブルージェイズの“リアル山田太郎”ことカーク(AP)

◇コラム「AKI猪瀬 MLBへの扉」

 野球漫画の傑作「ドカベン」(作者・水島新司)の主人公、山田太郎の印象が強いのか「捕手=ずんぐりとした体形」というイメージを持っている野球ファンが、多いと思います。そんなイメージを具現化した「リアル山田太郎」が、山口投手が所属するブルージェイズに出現しました。
 9月12日のメッツ戦でメジャーデビューしたアレハンドロ・カーク捕手(21)は身長173センチ、体重120キロ(MLB公式サイト)。ただ、見た目、身長はその数字より小さく、横幅はより大きく感じます。まさに野球ファンがイメージする捕手体型そのもので、ゲレロ、ビシェット、ビジオの2世トリオを筆頭に個性派ぞろいのブ軍の中でも、そのルックスは際立っています。
 そのカークですが、実は3月時点でのチーム内の有望新人ランキングで4位となる実力者。デビュー戦でメジャー初安打を記録したカークは、21日に行われたヤンキース戦でメジャー6試合目、4試合目の先発出場を果たすと、メジャー初本塁打を含む1試合4安打の大活躍。21歳以下の捕手が1試合で2長打を含む4安打を記録したのは、殿堂入り捕手ジョニー・ベンチが1969年に記録して以来の快挙です。
 マイナーリーグの試合が今季はない影響で、カークは2Aと3Aを経験せずにメジャーデビューを果たした球団史上2人目の捕手となりましたが、本人は「右も左も分からない自分をチームメートがとても良くしてくれている。これ以上望むものがないほどに親切にしてもらっている」と謙虚で、周囲への感謝を忘れませんでした。
 モントーヨ監督も「選球眼がとても優れた好打者だが、捕手としての守備の技術にも目を見張るのもがある」と高く評価。一見「お笑い担当」のような風貌のカークですが、20歳そこそこながら成熟した打撃技術でポストシーズンの秘密兵器になるかもしれません。皆さんもぜひ「リアル山田太郎」こと、カークに注目してください。間違いなく癒やされます。
(大リーグ・アナリスト)

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