「官邸官僚」に官房長官時代の旧知重用

2020年9月23日 05時00分 (9月23日 05時01分更新) 会員限定
 菅内閣が発足し、七年八カ月ぶりに主が交代した首相官邸。安倍内閣の継承色が濃い組閣の陰で注目されるのが、前政権で力を付けた「官邸官僚」の去就だ。安倍晋三前首相の側近が退任する一方、菅義偉首相に近い人物の再任も。看板政策を霞が関に受け入れさせ、忖度(そんたく)と政治の私物化を招いた構造はどうなるのか。ノンフィクション作家の森功さんら専門家に聞いた。(中沢佳子、木原育子)
 「菅首相は好き嫌いが激しい。政治的求心力も弱い。自分に盾突く官僚は避けたいのだろう」
 「官邸官僚」の著書がある森さんは、菅政権が中枢に置いた官僚の顔触れをそう見る。
 官邸の業務に通じ、さまざまな政策を仕切る彼らには、三つのグループがあるという。まず、安倍前首相の側近と言われた、今井尚哉首相補佐官兼首相秘書官、佐伯耕三首相秘書官、長谷川栄一首相補佐官といった経済産業省出身者。二つ目は、観光政策から先端医療関連まで幅広い分野を扱い、官房長官だった菅首相の右腕とされる国土交通省出身の和泉洋人首相補佐官ら。三つ目は、内閣人事局長として霞が関ににらみをきかせた官僚トップの杉田和博官房副長官、北村滋国家安全保障局長といった、危機管理...

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