「全国」挑む最後の指揮 浜北西高・池谷教諭

2020年9月23日 05時00分 (9月23日 05時02分更新)
浜北西高の生徒を指導する池谷守之教諭=浜松市浜北区で

浜北西高の生徒を指導する池谷守之教諭=浜松市浜北区で

  • 浜北西高の生徒を指導する池谷守之教諭=浜松市浜北区で
 全国高校サッカー選手権県大会は二十六日、開幕する。三十七年間、監督として高校サッカー指導をしてきた県立浜北西高(浜松市浜北区)の池谷守之(いけやもりゆき)教諭(60)は来年三月の定年を前に、最後の指揮を執る。一回戦の相手は川根高。池谷教諭は「少し寂しい気持ち。一、二回戦に勝って、シード校と当たりたい」と意欲を示している。 (川住貴)
 浜松市出身。県立浜名高二年の時、全国高校選手権に出場したが、まさかの一回戦敗退となった。「優勝候補の一角だったし、非常に悔しかった。あれで、高校サッカーの指導をやりたいと思った」という。順天堂大卒業後、教諭となり、私立沼津北高(現誠恵高)に三年間在籍。その後、一年間のブランクを経て、県立浜松商業高で九年間指導。一九九六年、母校の浜名高に移った。十七年間の指導で、九九年と二〇〇六年に全国高校総体出場を飾るなど、古豪復活の地盤をつくった。以後、県立浜松南高を経て、二〇一八年、浜北西高に赴任した。
 三十七年間にわたる指導者生活。浜松商高時代は、J2ジュビロ磐田強化部長の鈴木秀人さん(45)=元日本代表、J1FC東京コーチの安間貴義さん(51)、浜名高では、二〇一〇年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の日本代表に選出されたJ2栃木SCのFW矢野貴章選手(36)、J1横浜FCで活躍中のMF松浦拓弥選手(31)らを育てた。また、「教え子が高校教諭となり、次代を担う選手の育成に当たっていることもうれしい」と話す。
 最後の全国高校選手権。池谷教諭は「全国高校選手権の前はいつも、緊張する。過去の県大会で敗れたシーンが、夢の中に出てきたりします。今回はきちっと勝たないといけない」と表情を引き締めた。

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