豪栄道以来!新入幕・翔猿10日目も“トップ5”残る しこ名入り座布団OKで「FLYING MONKEYと入れようかと…」

2020年9月22日 20時59分

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翔猿が下手投げで竜電を破る

翔猿が下手投げで竜電を破る

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◇22日 大相撲秋場所10日目(東京・両国国技館)
 大相撲秋場所は22日、両国国技館で10日目の取組が行われ、新入幕の前頭十四枚目・翔猿(28)=追手風=が、前頭七枚目の竜電(高田川)を下手投げで下し、8勝2敗で勝ち越しを果たした。これで2敗でトップを守ったのは大関貴景勝、関脇正代と若隆景、阿武咲、翔猿の5人。10日目でトップ5人は昨年秋場所以来だ。
  ◇  ◇  ◇
 日光東照宮の三猿といえば有名な「見ざる、聞かざる、言わざる」。相撲界を見てみると「よく見て、よく聞いて、よくしゃべる」。そこに「負けざる」を加えた翔猿がいる。
 結構な内容だった。幕下以来の対戦となった竜電の懐へ入り、右のまわし、左のまわしを取って寄る。決まり手で一番多いのがはたき込みの51回というトリッキーな男が、これがわずか6回目という下手投げ。新入幕での勝ち越しをたぐり寄せ、優勝戦線のトップを守ってみせた。
 対戦前には「相手の映像をだいたい見ます。思い切りいくことに変わりはないけど、なんとなく考えてますね」と研究を欠かさない。
 追手風部屋の関取衆は44部屋の中で最多となる7人。「みなさん幕内で取っていたんで、アドバイスをもらったりしますね」。翔猿をのぞく6人もみんな幕内か幕内経験者。対戦相手の情報をしっかり聞かせてもらっている。
 リモート取材は勝っても負けても変わらず対応している。「やったことない人とやるんで楽しいですね。(勝ち越しがかかった緊張は)まったくなかったです。緊張というか、思い切ってやろうという気持ちが強いですね。常にチャレンジャーの気持ちで白星につながってます」と自然体で話す姿が初々しい。
 これまで外国人から話しかけられることが多かったことから、自粛期間中にオンラインで英会話の勉強を始めた。
 幕内は土俵下の控えでしこ名入りの座布団が使用できるため、「外国人に分かりやすいように『FLYING MONKEY』って入れようか迷ったんですけど。それはやめました」。新入幕力士が10日目を終えてトップにいるのは2007年秋場所の豪栄道以来。勝負はこれから。難所を飛ぶように駆け上がる翔猿が見える。

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