“鉄棒1本”内村航平がH難度ブレトシュナイダー成功で14.200…不満顔も1年ぶりの試合はまずまず
2020年9月22日 18時05分
体操の全日本シニア選手権が22日、群馬県高崎市の高崎アリーナであり、五輪の男子個人総合2大会連続王者で、東京五輪に向け鉄棒1種目に絞ると公言してから初実戦を迎えた内村航平(31)=リンガーハット=は、新たに取り入れたH難度の「ブレトシュナイダー」を成功させ、着地も決めるなど貫禄の演技で14・200をマーク。スペシャリストとしての船出をまずまずの結果で終えた。
試合出場は約1年ぶり。「他の選手の動画を軽く1万回は見た」と語るほど時間をかけて磨き上げてきた離れ技のブレトシュナイダーを演技冒頭で決めた。直後に演技が乱れたが、その後はG難度のカッシーナなどを危なげなく決めて立て直し、着地もピタリ。演技後は納得いかない様子で顔をしかめたが、会場は大きな拍手でたたえた。
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