【あなたのお医者さん】25、家庭医が活躍する英国 

2020年9月22日 05時00分 (9月22日 10時07分更新) 会員限定
 アフリカのマラウイでの経験から、熱帯に多い病気を扱う熱帯医学や公衆衛生をもっと勉強したいと思いました。帰国後再び途上国に行こうとしたところ、妊娠が判明。教育に携わる夫が英国に留学することになり、同行しました。
 英国は日本と同じ国民皆保険制度ですが、医療費が無料で、受診の仕組みも異なります。国民は受診したいGP(家庭医)をかかりつけ医として登録し、体調不良の時はまずGPを受診します。GPの診療範囲は広く、国民の健康問題の90%に対応できるというデータがあります。医師は大学卒業後に内科、外科、GPのいずれかで研修をしますが、GPに進む人は42%と多く人気の分野なのです。
 妊婦の私は早速、登録をし、GPで妊婦健診を受けました。助産師がいて助言してくれるほか、妊娠以外の健康相談もできて安心でした。出産は総合病院の産婦人科でしました。医師の病棟と助産師の病棟があり、よりアットホームな助産師病棟で水中出産しました。何かあれば、隣の病棟から医師が来て対応できる体制になっていました。産後すぐ帰宅しますが、最初の一週間は毎日、助産師チームが家庭を訪問し、子どもの診察や授乳方法の確認をします。
 英国には...

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