LINEに「自習室」開設 コロナ禍でも勉強のやる気アップ      

2020年9月22日 05時00分 (9月22日 09時49分更新)
オンライン自習室を立ち上げた(左から)東出里利亜さん、前田遥南さん、軽部由菜さん=福井市の福井南高校で

オンライン自習室を立ち上げた(左から)東出里利亜さん、前田遥南さん、軽部由菜さん=福井市の福井南高校で

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 動画投稿、互いに点検 福井南高生

 福井南高校(福井市新開町)の生徒たちが、無料通信アプリ「LINE(ライン)」のチャット機能を活用した「オンライン自習室」を立ち上げた。自習の様子を動画で投稿し、互いにチェック。立ち上げメンバーの一人、三年の前田遥南(はるな)さん(18)は「新型コロナウイルスの影響で友達と集まれない時も、お互いの勉強の様子を知ることでやる気が上がる」と効果を話す。 (籔下千晶)
 最近は中高生の間で、勉強の様子を会員制交流サイト(SNS)に投稿することが流行。前田さんも試したところ、友達にも投稿を見られると意識することで、苦手な教科の勉強がはかどったという。そこで、同じクラスの軽部由菜(ゆいな)さん(17)と東出里利亜(りりあ)さん(17)に「夏休みの自習に活用できないか」と提案した。
 三人は、手軽に使えるLINEアプリを利用。夏休み期間中はクラスメートの七人が参加した。メンバーは三十分〜数時間の勉強動画を数十秒に短縮してチャットに投稿。初めて参加する時は「数学の点数を上げる」「テストで全科目八十点以上取る」など目標も書き込む。夏休み後は下級生にも参加を呼び掛け、メンバーは十五日時点で二、三年生の計十五人に増えた。
 新型コロナ感染防止のため図書室や放課後の教室で友達と勉強できない時も、勉強のやる気の維持に役立つという。自習中にスマートフォンを触らなくなる利点も。東出さんは「友達の動画が刺激になって、毎日の勉強時間が延びた」と笑顔だ。
 九月の期末テスト終了後には、直近十一日間のメンバーの勉強時間を集計し、時間が長い人や学年別など四部門で表彰した。進学指導担当の浅井佑記範(ゆきのり)教諭は「生徒に自主的に家庭学習をさせるのは教師の課題」とした上で「その課題を簡単に乗り越えてしまった」と驚く。
 「ほかの学校にも広まってほしい」と軽部さん。前田さんは「オンライン自習室を通して、後輩たちにも家庭学習の習慣をつけてほしい」と期待した。

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