双子、三つ子 育児は大変 悩み共有 支援考える

2020年9月22日 05時00分 (9月22日 12時03分更新)
多胎児ならではの悩みや支援について話し合う参加者=富山市今泉の市総合社会福祉センターで

多胎児ならではの悩みや支援について話し合う参加者=富山市今泉の市総合社会福祉センターで

  • 多胎児ならではの悩みや支援について話し合う参加者=富山市今泉の市総合社会福祉センターで

富山で多胎児家庭の交流会


 双子や三つ子といった多胎児を育てる家庭の交流会が二十日、富山市今泉の市総合社会福祉センターで開かれた。多胎児ならではの困りごとや育児法を共有し、必要な支援の在り方について話し合った。 (山岸弓華)
 交流会を主催したのは、多胎育児サークル「tatai fam(タタイ・ファム)」。自身も双子(2つ)を育てる富山市の看護師中沢智恵さん(35)が昨年九月に設立した。
 きっかけは、愛知県豊田市で二〇一八年、三つ子を育てていた女性が産後うつになり、子どもを床にたたきつけて死なせた事件が起きたことだった。「明日はわが身」と母親の孤立防止の必要性を痛感した中沢さんは、無料通話アプリ「LINE(ライン)」で二十四時間相談を受け付ける窓口を設けるなど、多胎家庭の支援に取り組んできた。
 「富山のふたご・みつご集まれ」と銘打った交流会には、県内から十三の家庭が参加。中沢さんが進行役となり、それぞれの家庭の子育て事情を聞いていった。参加者からは、「休まる時間がなく、仕事から疲れて帰宅すると、ひどい口調でしかってしまう」「同時に中学や高校に進学するので、金銭的な負担が心配」と切実な声があがった。
 また、「幼い子どもを二人連れて歩くのも大変。多胎児を妊娠した時点から母親をフォローし、支援を提供するようにしてほしい」と行政への注文もあった。そのほか、病院での出産体験を振り返ったり、「イヤイヤ期」(第一次反抗期)の乗り越え方などを互いにアドバイスした。
 参加した一歳の双子を育てる富山市の会社員女性(34)は「みんなで悩みを共有できてよかった。他の家庭の育児法も参考になった」と話した。
 交流会は今後、月に一回開催する予定。中沢さんは「多胎児は数としては少ないが、だからこそサポートが必要。双子や三つ子を産んで良かったと思えるように、活動していきたい」と意気込んだ。
 (問)タタイ・ファムhttps://tataifam.wixsite.com/tataifam−1

関連キーワード

PR情報

富山の最新ニュース

記事一覧