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【今中慎二評論】ダルビッシュは左打者の配球に課題 日本人初のサイ・ヤング賞獲得へ7回続投も疑問

2020年9月21日 12時43分

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3敗目を喫したダルビッシュ(AP)

3敗目を喫したダルビッシュ(AP)

 ◇20日 カブス0ー4ツインズ(シカゴ)
 この日のダルビッシュは、「?」マークのつく投球内容だった。まず違和感を抱いたのは左打者に対しての配球面だ。ダルビッシュは内角に切れ込むカットやスライダーを多投。これをツインズの各打者がまるで嫌がっていない状況にもかかわらず、執拗(しつよう)なほどこだわり、試合の中で立て直しを図っていた。
 ダルビッシュは本来、豊富な球種の持ち主。効果なしとみればこのカットやスライダーを捨てることも可能だろう。実際にこの日は150キロ台中盤のフォーシームやツーシームで空振りを奪うシーンは何度もあった。右打者には有効であっても左打者には時として危険な球種。実際に今季ワーストの4失点を招いた7回の被弾は、カットボールを運ばれたものだった。
 この左打者への配球面と同時に本人の直訴かはわからないが7回続投も不可解だった。この日は日本人初のサイ・ヤング賞獲得へ向け大事な登板。まだ2点差とはいえ、カブスの打線に逆転出来るムードはなく勝ち星は厳しい状況だった。防御率を悪化させず、9試合連続クオリティースタート(QS)を継続するためにも6イニング2失点の交代が得策だっただろう。(NHK・BS放送で解説、本紙評論家)

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