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クラブの中心的存在から一選手へ…フットサル名古屋の34歳星翔太 3連覇に向け大舞台で生きる経験

2019年12月20日 11時10分

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200試合出場の節目で1ゴールを決めた星翔太(名古屋オーシャンズ提供)

200試合出場の節目で1ゴールを決めた星翔太(名古屋オーシャンズ提供)

 名古屋オーシャンズは15日、名古屋市港区の武田テバオーシャンアリーナで行われたFリーグ第29節のエスポラーダ北海道戦に6-1で快勝し、今季初の9連勝で勝ち点を79に伸ばし、リーグ1位通過を決めた。2位のバサジィ大分とは勝ち点12差。残り4試合に全敗しても、追いつかれることがない。オーシャンズは来年1月25、26日に同会場で行われるプレーオフ決勝で、リーグ2位と3位が対戦する準決勝の勝者と対戦する。
 また、この試合で星翔太(34)がFリーグ通算200試合出場を達成した。星は昨季の開幕前にバルドラール浦安からオーシャンズへ加入。その時は、フットサル界を大きく騒がせた。
 当時32歳だった星は浦安で主将を務め、絶対的存在としてクラブの象徴のような存在だった。そのため、誰もが「星はこのまま浦安でキャリアを終えるのだろう」と感じていた。
 しかし、星の考えは違った。32歳ながらもっと成長できると感じ、その欲求に素直に従った。だからこそ、浦安を出る必要があったのだ。
 環境を変えようにも、クラブの絶対的存在を引き抜こうとするチームはない。そのため星はシーズン終了前、浦安に同年シーズン限りでの退団を発表してもらった。自ら後のない状態に追い込み、ようやく決まった新天地がオーシャンズ。今は移籍から2季目を過ごしているが、Fリーグの絶対王者に在籍したことで、クラブの中心的存在から一選手として日々、同じポジションのラファやヴァルチーニョと競争している。
 時には出場時間が短い試合もあり悔しい思いもするが、それこそが望んでいた環境だ。星は「若い選手と一緒に次の時代へ進んでいる中で、年齢の高い僕を獲得するというのは、クラブとして難しい決断をしたに違いない」とオーシャンズの判断を冷静に分析している。
 そういう意味でも星はよく若手選手のことを気にかけ、自分の経験をもとにアドバイスを送っている。「ゴールに向かう姿勢や声かけで若い選手が伸び伸びプレーできるように、ベテランらしく声でもサポートしたい」
 チームはプレーオフ決勝進出が決定。大きなプレッシャーがかかる舞台では、やはりベテランの経験や落ち着きが不可欠になる。星自身は今回が2度目のプレーオフ決勝。このほか、日本代表でもアジア大会の決勝を何度も戦い、その度に修羅場をくぐり抜けてきた。オーシャンズのリーグ3連覇に向け、星の力はますます必要になってくるに違いない。(スポーツライター・舞野隼大)

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