家具作り100年の伝統 高山・飛騨産業の工場

2020年9月20日 05時00分 (9月20日 13時46分更新) 会員限定
高温の水蒸気を浸透させた木を曲げる職人=高山市漆垣内町の工場で

高温の水蒸気を浸透させた木を曲げる職人=高山市漆垣内町の工場で

  • 高温の水蒸気を浸透させた木を曲げる職人=高山市漆垣内町の工場で
  • 椅子を丁寧に削る職人=高山市漆垣内町の工場で
  • 館内に展示された椅子を紹介する森野さん=高山市名田町の飛騨の家具館高山で
 奈良時代に都で活躍した「飛騨の匠(たくみ)」など、飛騨地域では千年以上前から家具作りの風土が育まれてきた。丈夫さやデザイン性が自慢の「飛騨の家具」は、皇居や伊勢志摩サミット(二〇一六年)で使われるなど高い信頼を集める。今年八月に創業百周年を迎えた老舗家具メーカーの飛騨産業の工場(高山市漆垣内町)を訪ね、家具作りの現場をのぞいてみた。
 カンカン、カンカン−。甲高い音が工場(同市漆垣内町)内に響く。高温の水蒸気を浸透させた木は軟らかくなるという特性を生かし、木材を曲げて加工する「曲げ木」の工程の一つ。蒸煮(じょうしゃ)釜から湯気が立つ木材を取り出し、曲げるための金具に取り付ける。隙間なく固定させるため、とんかちで木を小刻みにたたく。
 曲げ木は、...

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