【石川】4連休「密」ご注意 7月は連休後 感染急増

2020年9月20日 05時00分 (9月20日 12時09分更新)

 ◇北陸の宿 満室相次ぐ


 ◇都市部から予約多数


 政府の観光支援事業「Go To トラベル」もあって石川、富山両県内のホテルや旅館は「シルバーウイーク」と呼ばれる十九日からの四連休中、観光客で満室のところが目立つ。両県内の新型コロナウイルスの感染者は最近、減少傾向にあるが、七月下旬の四連休後には感染者が急増しただけに、専門家は「連休で気を緩めると、感染者が再び増加する可能性がある」と予防の徹底を呼び掛けている。 (小佐野慧太、阿部竹虎、戎野文菜、高本容平)
 「この四連休は予約がいっぱいになっている。GoToや自治体の支援策のおかげ」。富山県黒部市宇奈月温泉の旅館「延楽」の浜田賢(さとし)専務(40)は声を弾ませた。政府が最大で旅行代金の半額を補助する「Go To トラベル」が七月二十二日から始まって以降、久しぶりだという。対象に東京発着の旅行が含まれる十月一日以降は「東京からのお客さんでドンと予約が増えている。これからまた、忙しくなりそうだ」。
 金沢市長田の「金沢彩の庭ホテル」の担当者も四連休は満室と話す。七月の連休も満室だったが、九月は首都圏からの予約が多い。「家族連れが目立つ。感染状況が少し落ち着いているからではないか」とみる。
 今回の四連休初日から十日前となる九月九日以降の石川県内の感染者数をみると、一桁台で推移。富山県内も一日一人までだ。東京都は八十〜二百七十六人の感染者が出ている。
 七月の四連休は自治体の支援もあり、石川、富山の旅館やホテルは予約でいっぱいになる施設が多かった。七月の四連休初日から十日前の七月十三日以降の感染状況をみると、両県内の感染者数は今回と同様に数人しかいなかった。東京都は百から二百人台で推移していた。このときは北陸圏内の旅行者が中心だったにもかかわらず、石川、富山の感染者数は七月の四連休から二週間ほど後から急増した。
 石川県の新型コロナウイルス対策に関するアドバイザーをしている金沢大の市村宏教授(ウイルス感染症制御学)は今回の連休について「首都圏や関西から来る大勢の人の中には、確率的に感染している人も含まれる。感染が広がらないよう、連休中は人が集まる場所に行かない方がいいだろう。三密や多人数での会食を避けるといった対策を取れば、大きな流行は避けられるはずだ」と話している。

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