異例の県高校演劇祭開幕 マスクなど舞台上でも 福井農林 先陣切る

2020年9月20日 05時00分 (9月20日 11時19分更新)
新型ウイルスを題材にした福井農林高校演劇部の舞台=福井市の県民ホールで

新型ウイルスを題材にした福井農林高校演劇部の舞台=福井市の県民ホールで

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 高校演劇部の部員たちが日ごろの活動の成果を発表する第七十四回県高校演劇祭(県高校演劇連盟、県高校文化連盟演劇部会主催、日刊県民福井・中日新聞社など後援)が十九日、福井市のアオッサにある県民ホールで始まった。
 今年は新型コロナウイルス感染防止のため、観客を入れない異例の公演。二十一日まで三日間かけて、県内十二校の演劇部が一時間の持ち時間で順番に上演する。
 会場には同級生や生徒の保護者も入場できず、客席には各校の演劇部員だけが着席。出演者全員が二週間前から毎日健康観察をし、舞台上でもマウスシールドやマスクの着用が義務付けられる万全の対策が取られた。
 トップバッターは福井農林の創作作品「フォークダンスを、あなたと。」。流行している新型コロナならぬ新型コリナウイルスは運命の赤い糸を感知でき、赤い糸で結ばれた二人が二メートル以内に近づくと爆発するという設定。手をつなぐことすらできない世界に生きる主人公の高校生男女の軽妙なやりとりが秀逸で、最初と最後にシルエットでフォークダンスを踊る場面がユニークで悲しいテーマを象徴的に描く。
 出演者たちは、素早い掛け合いや長いせりふも自然にこなすプロ顔負けの演技。幕が下りると客席から惜しみない拍手が送られた。 (渡部圭)

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