尾張徳川家にヨーロッパの薫り 徳川美術館と蓬左文庫で20日から特別展

2020年9月20日 05時00分 (9月20日 05時00分更新) 会員限定
イランの模様構成を受け継いだインド製のじゅうたん=名古屋市東区で

イランの模様構成を受け継いだインド製のじゅうたん=名古屋市東区で

  • イランの模様構成を受け継いだインド製のじゅうたん=名古屋市東区で
  • 海外の情勢をまとめた「阿蘭陀風説書」。徳川慶勝が極秘に入手し写しを作った=名古屋市東区で
 尾張徳川家が海外との貿易で集めた製品などを紹介する秋季特別展「殿さまが好んだヨーロッパ」(中日新聞社など主催)が二十日、名古屋市東区の徳川美術館本館と、隣接する蓬左文庫の両会場で始まる。十九日に報道関係者向けの内覧会があった。
 十一月三日までの会期中、一部入れ替わりを含めて計百五十六点を展示する。美術館本館には、欧州で室内装飾に使われた革製品「金唐革(きんからかわ)」、イラン風のインド製じゅうたん、赤色が特徴の木綿製品「更紗(さらさ)」などがある。欧州で人気を博し、東南アジアなどを経由して日本に持ち込まれた。
 蓬左文庫では、世界地図や人文科学の知識を紹介する書物などを展示。十四代藩主の徳川慶勝が海外の情勢を知るために極秘で集めた史料もあり、幕府や大名が幕末に欧州のアジア進出を気にかけていたことがうかがえる。
 学芸員の長久智子さん(42)は「本館で展示するものはいずれも質が高く、状態も良い。将軍家やそれに次ぐ階級の人物が手に入れていたことが分かる」と見どころを説明した。
 二十一日午後一時から美術館講堂で、長久さんによる展示説明がある。定員六十人(先着)。入館料は一般千四百円、高校・大学...

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