製塩道具やおけ搬出 珠洲・堂前さん方 大蔵ざらえへ回収

2020年9月20日 05時00分 (9月20日 05時02分更新)
蔵から見つかったおけや製塩作業に使われたとみられる古道具=珠洲市清水町で

蔵から見つかったおけや製塩作業に使われたとみられる古道具=珠洲市清水町で

  • 蔵から見つかったおけや製塩作業に使われたとみられる古道具=珠洲市清水町で

来秋の奥能登国際芸術祭


 珠洲市で来年九〜十月開催予定の奥能登国際芸術祭で、市民から古い農具や食器など古道具を集め「地域の宝」として展示するプロジェクト「大蔵ざらえ」の回収作業が十九日、同市清水町の堂前美智子さん(91)方であった。
 ボランティアや実行委事務局員など三十人が参加。蔵からは、ほこりをかぶったおけや製塩作業に使われたとみられる棒状の道具などが見つかり、軽トラックで搬出した。堂前さんは「主人の転勤が多かったため、蔵にはほとんど入ったことがない。何が出てくるかドキドキする」と見守っていた。
 同事務局によると、新型コロナウイルスの影響で、大人数での収集活動を四月から自粛していたため、再始動の意味合いもある。集めた品は会期中、旧西部小学校で展示する予定。
 東京都や和歌山県で活動し、展示構成を担当する美術家、南条嘉毅(よしたか)さん(43)は「民具などが多く集まり、市の記憶や歴史を重層的に見せることができるだろう」と話した。収集活動は各地で当面続く。 (日暮大輔)

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