『けがは稽古で治せ』佐渡ケ嶽部屋の“伝統”を琴奨菊が体現 わずか4日間の休みで再出場 炎鵬に勝つ

2020年9月19日 21時36分

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炎鵬の腰くだけで琴奨菊が勝つ

炎鵬の腰くだけで琴奨菊が勝つ

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◇19日 大相撲秋場所7日目(東京・両国国技館)
 肉離れした左ふくらはぎをテーピングでグルグル巻きにしているが、痛そうな素振りは何一つ見せない。全治2週間と診断されながら、わずか4日間の休みで再出場した琴奨菊(36)=佐渡ケ嶽=が、炎鵬(25)=宮城野=の腰くだけで2勝目をつかんだ。
 けがをしても、気持ちがなえることはない。5日目に立ち合いで幕下にぶつかる動画を師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)に送り、「動けるようになりました」と再出場を直訴した。
 再出場できなければ力士人生の考えどころとなる、15年ぶりの十両陥落が決定的。再出場でもその危機はあるが、琴奨菊にそんな考えはない。目指しているのは幕内残留ではなく、勝ち越すことだ。
 師匠は「うちの部屋の伝統は先代師匠から『けがは稽古で治せ』と指導されてきた。先代からの教えを本人も分かっていること。ケガに強い。ケガしたらもっと鍛えるという気持ち。今の若手も奨菊の後ろ姿を見て育った。多少ではへこたれないという姿を」。弟弟子で関取最年少の琴勝峰が優勝争いの先頭に立っている。それを引っ張っているのは関取最年長の琴奨菊なのだろう。

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