琴勝峰が1敗守る 「背中追いかけたい」尊敬する琴奨菊の前でライバル豊昇龍突き落とす

2020年9月19日 21時31分

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琴勝峰(上)が突き落としで豊昇龍を破る

琴勝峰(上)が突き落としで豊昇龍を破る

  • 琴勝峰(上)が突き落としで豊昇龍を破る
◇19日 大相撲秋場所7日目(東京・両国国技館)
 土俵下から気迫むき出しでにらんできた相手を正面に見据え、琴勝峰(21)=佐渡ケ嶽=はとにかく冷静だった。立ち合いの突き押しの応酬から豊昇龍(21)=立浪=に右差しを許したが、左からのおっつけで対応。その動きを生かし、押しつぶすような突き落とし。1敗を守った。
 「差されて悪くなったけど、落ち着いてたんで。余裕があったのがよかった。焦ってもしょうがないんで」
 21歳の2人は高校時代からのライバル。一方で角界入り後は、十両を含めて琴勝峰の3戦全勝だった。新入幕も1場所先んじて、勝ち越しも経験済み。場数の差が落ち着きにつながって取組後は「(豊昇龍とは)競い合いながら、お互いを高め合える存在でありたい」と、今後を展望する余裕まであった。
 新鋭対決という以上に、負けられない理由があった。左ふくらはぎの肉離れで休場していた琴奨菊が、この日から再出場。若い衆のころには、砂まみれになるまで胸を出してもらった。15歳年上で関取最年長の元大関は、技術と精神の両面で、まさに生きる教科書だ。
 自身の2番後の一番に備えて土俵下で控えていた琴奨菊へ、成長を見せる恩返しの白星。「まだまだ背中を見続けて、追いかけたいと思います」。8日目も取組の順番は同じ。白星をもぎ取って首位を並走する勇姿が、満身創痍(そうい)の兄弟子の力になると信じている。

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