付け入る隙あったのに…ブルペン1人少ない阪神の継投に中日屈す 岩貞に埋められた“足りない1イニング”

2020年9月19日 10時51分

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6回から登板、2イニング無失点の阪神・岩貞=18日、ナゴヤドームで

6回から登板、2イニング無失点の阪神・岩貞=18日、ナゴヤドームで

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渋谷真コラム・龍の背に乗って

◇18日 中日4-8阪神(ナゴヤドーム)
 阪神・大山の確信歩きを見ても、僕は望みを捨てていなかった。つい数日前、6回終了時にリードされていたら破滅的に勝率が低い(これで3勝36敗1分け、7分7厘)と書いたくせに、どこに希望が?
 先発のガルシアを4回2死で降ろした。2位の阪神は、下位の中日に取りこぼすことは許されない。前がかりの継投が始まる。もちろん、本当はそこを仕留めるべきだった。つながれているうちに、大逆転を食らった。しかし、勝機はまだあった。ガルシアが先発する日は、阪神のブルペンは1人足りないからだ。
 今季の1軍外国人枠は5人だが、ベンチ入りは4人まで。普段は先発投手のガルシアが外れるが、彼が投げる日は1勝11ホールドのガンケルが外れる。残り4イニングを岩貞、岩崎、スアレス。負けられない阪神は、他の1人を加えるのではなく、岩貞に2イニングを負担させた。
 直近5試合の登板でも3試合はイニングをまたいでいたが、8月半ばに先発から救援に転向して、2イニングは最長だった。付け入る隙はあったのだ。しかし、6回、1死二、三塁から京田の内野ゴロで返した1点のみ。反撃するどころか7回には大山に2ランを打ち込まれ、裏の攻撃も岩貞に封じられ、僕は望みを捨てた。足りない1イニングを埋められた以上、8回からは通常の継投(岩崎、スアレス)に戻るからだ。
 負けた後で何を書いても詮ないが、野球は要所を押さえた方が勝つスポーツだ。ガルシアを降ろした2死一、三塁で、小川に抑えられたアルモンテ。6回の柳―大山…。
 「2イニングいってくれたのは、めちゃくちゃゲームの中で価値がある」。逆転したとき、矢野監督が真っ先に考えたはずの逃げ切りプラン。勝負の終盤3イニングを阪神はしのいだ。中日はとどめを刺された。悔しいが、それが現実だ。

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