突然の休場で心配をお掛けしました 朝のストレッチで腰を「ポキリ」…まさに年寄りの冷や水ということでしょう【北の富士コラム】

2020年9月18日 22時15分

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照ノ富士(右)が寄り切りで隠岐の海を破る

照ノ富士(右)が寄り切りで隠岐の海を破る

  • 照ノ富士(右)が寄り切りで隠岐の海を破る

◇18日 大相撲秋場所6日目(東京・両国国技館)


 昨日(5日目)は突然の休場で心配をお掛けしました。おかげ様で早くも再出場になりました。すぐ休場する最近の力士に見せてあげたいものです。そもそも、大した腰痛ではないのです。
 朝起きてストレッチするのが、引退してからの慣例となっています。よほどのことがない限り休みません。何事にも飽きっぽい私にしては、よく続けています。トレーニングジムに行っても、インストラクターより私のほうが、柔らかいくらいであります。
 それが過信につながったのか、17日の事故です。無理に腰をひねって「ポキリ」といわせてしまったのです。まさに年寄りの冷水ということでしょう。自分が思っているほど若くはないのです。しかし、気持ちはまだ負けていません。「つえを頼りに九段まで」じゃなかった。つえを突いて国技館に行ってきました。われながらいい根性であります。自画自賛はこれまでにして、肝心の土俵に戻ります。

2大関と3関脇の力の差はあって無いようなもの。終盤戦は目まぐるしいほどの展開になっていると思われる


 新入幕の翔猿が、若手らしいはつらつとした相撲で早くも5勝目を挙げた。私が彼の相撲を初めて見た印象は、気っぷの良い江戸っ子のような相撲取り。力士でなく相撲取りである。良い男。ヤンチャで鯔背(いなせ)で派手な相撲を取る。そして肩で風を切り、花道をさっそうと帰る。遠藤にも炎鵬にもない不良っぽさが女性ファンにはたまらないところだ。モテて困るだろう。しかし、女性に気を付けることだ。年増は俺に任せろ。これは冗談冗談。
 さて、混乱している上位陣も少し落ち着いてきたようだ。貴景勝がくせ者照強をまったく寄せつけなかった。
 朝乃山も巧者妙義龍をがっちり引きつけ危なげなく寄り切った。本来の相撲で3連勝は、復調したということだろう。後は対戦する関脇陣を一人一人片付けることだ。依然として、さすがに優勝は難しいが一番でも多く勝つことが大事であろう。
 正代は4日目の敗戦を引きずることなく前に出ることを貫き通したのは立派。今の相撲を取り続けると、道はおのずと開けよう。随分とたくましくなったものだ。
 照ノ富士も、相手が不調の隠岐の海とはいえ念には念を入れて丁寧に寄り切った。大関時代の照ノ富士だったら、おそらく必要のない駄目押しをし、相手を土俵下まで突き飛ばしたことだろう。だが今はどうだ。隠岐の海をいたわるように静かに寄り切った。変われば変わるものだ。初日からの2連敗は、やはり上位にはまだ無理かと心配させたが、4連勝で安定感抜群である。右四つガップリなら照ノ富士に勝てる相手はいないだろう。
 2大関と3関脇の力の差はあって無いようなもの。終盤戦に入るころには、目まぐるしいほどの展開となっていると思われる。私はいつも中日ごろから優勝を占い始めるが、今場所はとても無理だと思う。高安にひそかに期待したが、もうそれはない。それでは今日はこの辺で。
 休場明けで少し疲れました。食欲もあまりないので、旭川ラーメンでも食べよう。本場の旭川中の名店数十軒のラーメンをどっさり送ってもらっている。熊本の豚骨が意外にうまい。私はラーメンは好きだが、豚骨のスープのにおいが好きではないので、直接店には行かない。カレーにラーメン、太るわけである。
 それでは7日目からも頑張ります。それから、韓流ドラマが面白すぎて困ってます。気が付いたら2日分書いたようだ。(元横綱)
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