袴田さん支援クラブ サポーターズ・クラブを発足

2020年9月18日 05時00分 (9月18日 05時03分更新)
街中を歩く「パトロール」を日課にする袴田巌さん=浜松市中区で

街中を歩く「パトロール」を日課にする袴田巌さん=浜松市中区で

  • 街中を歩く「パトロール」を日課にする袴田巌さん=浜松市中区で
  • 会員章バッジ=浜松市中区で
 一九六六年に県内で一家四人が殺害された強盗殺人事件で、死刑が確定して再審請求中の元プロボクサー袴田巌さん(84)の支援団体「袴田さん支援クラブ」(浜松市)が、連帯の輪を広げるため「袴田サポーターズ・クラブ」を六月、支援クラブとは別に発足させた。入会費五百円で年会費なし。支援クラブの猪野待子代表(69)は「応援したい気持ちはあるけどどうしたらいいか分からない人とつながる手段になる」と話す。 (高島碧)
 支援クラブのホームページで、サポーターズ・クラブができたことを発信したところ九州、北海道など全国の二百人が登録した。入会者には会員章のピンバッジを渡す。
 バッジには、支援者が静岡市葵区に造った「袴田巌さんの壁」に袴田さん自身が書き込んだ「幸せの花」の言葉と、ツバキの絵があしらわれている。
 猪野さんは袴田さんが「パトロール」と呼び日課にする市街地中心部の散策を見守り続けてきた。すれ違う人の「いつも見ているけれど声をかけていいのか分からなかった」という声を耳にし、会員が袴田さんを支援しているとの気持ちを表す方法としてバッジを思い付いた。
 入会者には、メールで勉強会の案内も届く。袴田さんの姉秀子さん(87)は「応援しているという気持ちだけでもありがたい。黙っているのではなく、動き続けることが再審開始につながっていく」と語った。
 菅義偉首相が誕生し、上川陽子氏(67)=静岡1区=が三度目の法相に就いた。支援クラブは「早期に袴田さんの再審が始まり、公正な裁判が行われれば」と話す。八月にインターネットで始めた弁護団の活動資金を募るクラウドファンディングでは、一カ月で千三百二十万円が集まったといい「若い人たちも司法に対する怒りや不信感を持っているということを上川法相に知ってほしい」と訴えた。
 (問)袴田さん支援クラブ=090(2342)2309

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