オンブズマン評価 「活用賞」に静岡県など

2020年9月18日 05時00分 (9月18日 05時01分更新)
 全国市民オンブズマン連絡会議(名古屋市)は十七日、都道府県と政令市、中核市に義務付けられた包括外部監査の内容を評価した二〇一九年度の「通信簿」で、山梨県、岐阜県、沖縄県、堺市の監査を「優秀賞」に選んだと発表した。最優秀の「オンブズマン大賞」は該当なしとした。
 山梨県は住宅事業、岐阜県は県立の高校と特別支援学校、沖縄県は観光施策、堺市は文化事業などを監査のテーマにしていた。報告書が分かりやすく担当部署が改善のために活用しやすい点や、問題点を厳しく指摘していることを評価した。
 優秀賞に次ぐ「活用賞」には浜松市や静岡県など二十四自治体の監査を選び、秋田県など十七自治体の監査は欠点が目立つとして「改善要望」を出した。浜松市の監査テーマは清掃事業の事務、静岡県は子ども・子育て支援事業の財務事務について。
 静岡市の監査テーマは、市立静岡病院と同清水病院の財務事務について。受賞も改善要望もなかった。
 包括外部監査は、自治体の行財政を公認会計士らがチェックする制度。弁護士らで構成する連絡会議の評価班が、一九年度に実施された百二十九自治体の報告書を調査した。
 オンラインで記者会見した同班の浜島将周(まさちか)弁護士は「報告書は自治体の問題が分かる貴重な資料。市民や地元議会でもフル活用してほしい」と呼び掛けた。

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