国見八幡神社社叢 市の指定文化財に 金沢「巨樹の群落貴重」

2020年9月18日 05時00分 (9月18日 10時26分更新)
新たに金沢市の指定文化財となる「国見町八幡神社社叢」=金沢市国見町で(金沢市提供)

新たに金沢市の指定文化財となる「国見町八幡神社社叢」=金沢市国見町で(金沢市提供)

  • 新たに金沢市の指定文化財となる「国見町八幡神社社叢」=金沢市国見町で(金沢市提供)
 金沢市教委は十六日、同市国見町の「国見町八幡(はちまん)神社社叢(しゃそう)」を、新たに市指定文化財(天然記念物)とすることを決めた。指定文化財は二百二十八件となる。
 神社は市南部の山間にあり、国見山(五五六・三メートル)の北麓に位置する。神社の森である社叢には、高さ二十メートルを超える高木層のイタヤカエデ九本が立ち、うち一本は幹回り四・四メートルで県内最大級を誇る。
 指定理由では「イタヤカエデが群集の多くを占める社叢は全国的にみても希少で、複数の巨樹が集まる群落は極めて貴重」と評価。「国見集落の人々による管理が古くから継続されたことで成立した社叢」として、植物群落を維持するため継続的な管理、保存を図る必要があると指摘した。
 神社には現在、宮司は常駐しておらず、町会長を中心とする氏子総代が管理しているという。
 市文化財保護審議会の答申を受け、十六日に市役所で開かれた市教委定例会議で議案が可決された。 (小坂亮太)

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