発電の森、地域活性化に活用を 佐久間で15団体協議 

2020年9月18日 05時00分 (9月18日 05時03分更新)
夢プロジェクトさくまを進める関係団体の代表者=浜松市役所で

夢プロジェクトさくまを進める関係団体の代表者=浜松市役所で

  • 夢プロジェクトさくまを進める関係団体の代表者=浜松市役所で
 浜松市天竜区の佐久間地域でバイオマス発電を活用して地域活性化を図る事業「夢プロジェクトさくま」の実現に向け、事業に参加する団体が協議を進めている。森林資源をうまく活用しながら発電し、新たな農作物の栽培などに取り組み地域を盛り上げる。市役所で十七日、セレモニーがあり、関係者が事業の成功に向けて誓いを立てた。 (坂本圭佑)
 夢プロジェクトさくまは、同地域の活性化に取り組むNPO法人「がんばらまいか佐久間」を中心に、市や佐久間森林組合など十五団体で協議体を組織する。旧佐久間中学校跡地を拠点に、バイオマス発電で得た熱や電気を活用して新たな産業の創出などに取り組む。
 佐久間地域は過疎化や少子高齢化が著しく、基幹産業である林業の衰退で森林は荒廃。地域産業の衰退や環境保全の面での大きな課題があり、夢プロジェクトで解決を図る。
 まずは、五年後をめどに同校跡地でバイオマス発電に取り掛かる。協議体に所属する電源開発(Jパワー)からダムの流木、JA遠州中央からもみ殻の提供を受けるなど地域の企業と連携するほか、森林組合からは未利用材を集めて地域資源も活用。発電で生み出された熱は温浴施設で生かしたり、熱や電気を施設園芸の栽培に活用したりするなどを検討している。
 セレモニーで、鈴木康友市長は「再生可能エネルギーを活用し、新たな特産品を生み出して地域を活性化していく。成功すれば全国にも展開できる取り組みで、行政として支援したい」とあいさつ。同法人の大見芳理事長は「森林資源を活用し、地球環境にやさしく活性化させていきたい」と誓った。

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