初動時「職員足りない」 8月発生、滋賀・甲賀の特養クラスター 

2020年9月18日 05時00分 (9月18日 13時31分更新) 会員限定
クラスター発生後に、住民らから寄せられた激励のメッセージ=甲賀市水口町の特別養護老人ホーム「レーベンはとがひら」で

クラスター発生後に、住民らから寄せられた激励のメッセージ=甲賀市水口町の特別養護老人ホーム「レーベンはとがひら」で

  • クラスター発生後に、住民らから寄せられた激励のメッセージ=甲賀市水口町の特別養護老人ホーム「レーベンはとがひら」で
 八月上旬に利用者、職員ら三十一人が新型コロナウイルスに感染した甲賀市の特別養護老人ホーム「レーベンはとがひら」。県内での介護施設では初めてクラスター(集団感染)が発生した事例で、感染対策や初期対応のあり方について、課題が浮き彫りになった。特に、複数の職員が入院や自宅待機となった時に、施設に残った入所者をケアする職員が不足してしまうという事態が浮かび、事業者間で応援職員を派遣する体制作りが急務となっている。 (芳賀美幸)
 「レーベンはとがひら」では、クラスター発生を受けた現場での初期対応についてまとめた資料を、県内の介護事業者に向けて作成した。「重要なのは、初動の三日間。一番苦労したのは職員の確保だった」と生田雄施設長は強調する。
 ホームでは、最初の陽性者が出た翌日の八月四日以降、本来八人いる看護師が、入院か自宅待機のためゼロになった。さらに、感染者が集中した二階の入所スペースの介護スタッフは、検査で陰性だった者も、濃厚接触者として自宅待機となった。そのため、同フロアはスタッフがゼロとなり、残された入所者三十二人をケアする人がいないという事態に陥った。
 法人が運営する別の施設から、介護...

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