村上春樹氏が自宅書斎からリモートで行ったラジオ番組 民放連賞のラジオエンタメ番組の最優秀賞に

2020年9月17日 16時35分 (9月17日 17時07分更新)
『村上RADIO ステイホームスペシャル~明るいあしたを迎えるための音楽』が『2020年日本民間放送連盟賞』ラジオエンターテインメント番組で最優秀賞を受賞

『村上RADIO ステイホームスペシャル~明るいあしたを迎えるための音楽』が『2020年日本民間放送連盟賞』ラジオエンターテインメント番組で最優秀賞を受賞

  • 『村上RADIO ステイホームスペシャル~明るいあしたを迎えるための音楽』が『2020年日本民間放送連盟賞』ラジオエンターテインメント番組で最優秀賞を受賞
 作家の村上春樹氏がディスクジョッキーを務め、TOKYO FMをはじめとするJFN38局ネットで放送された『村上RADIO ステイホームスペシャル~明るいあしたを迎えるための音楽』(5月22日 後10:00)が、『2020年日本民間放送連盟賞』番組部門 ラジオエンターテインメント番組で最優秀賞を受賞した。
 緊急事態宣言が発令され、全国的に「自粛要請」が強まっていた5月。前月の4月に放送した『村上RADIO』の番組冒頭で、村上氏は「音楽や小説みたいなものが、ほんのわずかでも皆さんの心の慰めになればいいのですが」というメッセージをリスナーに語りかけた。若き日にジャズ・バー「ピーターキャット」を経営していた経験を持つだけに、その言葉は、店舗が営業できない人たちや厳しい状態に置かれているリスナーに寄り添うものとなった。
 そして5月4日の「緊急事態宣言の延長」が発表された直後、村上氏から番組スタッフに「こんな厳しい時節だから、もしできれば“明日をあかるく迎えるための歌”を集めた番組ができればと思うんだけど」という連絡が入り、明日に希望を持ちたくなるような音楽の選曲案も送られてきた。そこで、受賞となった特別番組が放送されるにいたった。
 通常、『村上RADIO』は、TOKYO FMのスタジオにてスタッフと一緒に収録を行っておいるが、今回の特別番組はリモート形式で、村上氏自身もスタッフと離れたステイホームで自宅書斎にて収録。外出自粛、ソーシャルディスタンスが求められ、それぞれ孤独に過ごす人が多い夜に、番組を通じて、明るいあしたを迎えるための音楽とともに、ステイホームを過ごす時間を共有した。
 今回の受賞理由では「作家・村上春樹氏がDJを務める番組の特別版。収録された自宅書斎のレコードコレクションから厳選された18曲とともに、一人マイクに向かって、時にユーモアを交えながらリスナーからの投稿に真摯に答え、この時代を生きる作家としての思いを静かに語る。ステイホームの中で、リスナーに権威や前例にこだわらず、人々の愛や思いやりの大切さを実感させ、明日への前向きな気持ちを持たせてくれるとして高く評価された」としている。
 『日本民間放送連盟賞』は、番組、CM、放送技術の向上と、放送活動の発展を図ることを目的に創設された歴史ある賞。全国の民放各社から応募された番組と事績を対象に年1回実施され、優れた番組、優秀と認められた事績を顕彰している。

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