中日の被本塁打中1割強が“捕手”だった…野球界に伝わる格言「捕手には打たせるな」 被弾試合は1勝7敗

2020年9月17日 11時27分

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4回裏2死、磯村に左越えソロを浴びる岡野=16日、マツダスタジアムで

4回裏2死、磯村に左越えソロを浴びる岡野=16日、マツダスタジアムで

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渋谷真コラム・龍の背に乗って

◇16日 広島9―2中日(マツダ)
 昔から野球界にはこんな格言が口伝される。
 「捕手には打たせるな」。気分よくさせると、リードもノってくるからだろうか。それを数値で立証するのは難しいが、今季の中日が捕手に打たれているのは明白だ。
 4回2死。岡野のスライダーを左翼席まで運んだのは磯村だ。この日、1軍に再昇格してすぐに先発マスクをかぶり、会心の1号ソロ。通算8本なのに、4本が中日戦とは…。4点差とされ、主導権を握られた。
 捕手の被弾はこれで8本目。巨人・大城の3本を筆頭に、阪神・梅野、DeNA・戸柱、高城、広島・会沢に各1本打たれている。被本塁打の合計が77本だから、1割強が捕手というのは決して少なくはない。
 打たれた岡野にも、ハッキリとした課題がある。打順が2巡目に入ると、一気に被打率が跳ね上がる。1巡目が2割3分4厘なのに、3割1分3厘。本塁打は1本から6本と激増し、失点も23点のうち17点が3、4回に集中。もちろんスタミナの問題ではないだろう。球筋に目が慣れる。打者からすれば「2度目は打てる」ということだ。
 完投を続けるだけあって、大野雄は違う。1巡目、2巡目ともに被打率はほぼ変わらず、2割を切っている。しかし、タフなエースも課題を乗り越え、今がある。初めて2桁勝利を挙げた2013年は、打順が巡るごとに被打率も悪化していった。配球の引き出しを残しておくコツを覚え、ギアを上げる技術を手に入れた。
 岡野は26歳のオールドルーキーとはいえ、経験を積むのはこれからだ。勝つためには2巡目以降に余力を残すこと。そしてできれば捕手には打たせないこと。捕手に被弾した試合は1勝7敗。やはり気分がよくなっているようで…。

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