巨人『阿部ヘッドコーチ代行』は優勝へ向け「ダラダラやるな」原監督の”暗黙のメッセージ”【大島康徳評論】

2020年9月16日 22時35分

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8回裏、先頭打者の岸田(左)に声をかける阿部ヘッド代行

8回裏、先頭打者の岸田(左)に声をかける阿部ヘッド代行

  • 8回裏、先頭打者の岸田(左)に声をかける阿部ヘッド代行

◇16日 巨人7―6阪神(東京ドーム)


 総合力の差だよね。巨人は坂本と岡本がいない「飛車・角落ち」でもキッチリ勝った。こうなると、2人はいい休養になる。試合に出たメンバーが「いい休養にさせてくれた」と表現した方がいいかな。
 両チームの差は「現在の調子」だけでは片付けられない。「1軍で出たい」という選手が2軍に多くいて、切磋琢磨(せっさたくま)しながら満を持していた、ということ。不調の選手がいても誰かがカバーできる。それが総合力だ。
 もうひとつ、「阿部ヘッドコーチ代行」にも触れたい。これは原監督の“暗黙のメッセージ”だと思う。無理には代行を置かないのが普通かもしれない。でも、原監督は阿部2軍監督を入れた。「ダラダラやっちゃダメだよ」というチーム全体へのメッセージだと私は解釈している。
 阿部2軍監督はレジェンドだ。顔を見せるだけでもピリッとする。優勝マジックが出たタイミングで、全体を引き締める効果を狙ったんだろう。こういうところも、原監督はうまい。もちろん、何か別の思惑もあったのかもしれないが…。(本紙評論家)

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