千曲川の狭窄部、28年までに掘削 台風19号で堤防決壊

2020年9月17日 05時00分 (9月17日 05時00分更新) 会員限定
長沼地区の住民集会に参加する住民ら=長野市で

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 国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所(長野市)は、増水時の千曲川の越水を防ぐため、昨年十月の台風19号災害で決壊した長野市の堤防から下流五キロの「立ケ花狭窄(きょうさく)部」(中野市)で河道の掘削工事を来年二月に着手する方針を決めた。二八年六月までに完了させる計画。
 狭窄部は、上流の決壊現場付近の川幅と比べて四分の一程度に狭まるため、増水時に大量の水がせき止められ、決壊の原因となった越水につながる恐れがあるとして治水対策の課題に挙がっていた。
 河川事務所は台風19号災害で越水や堤防決壊が起きなかった場合、毎秒九千トンの水が狭窄部に流れ込んだと試算。掘削工事によって毎秒八千六百トンの流量を確保し、同四百トンは設置を計画する遊水池に貯められるようにする。
 掘削工事によってさらに下流への流量が増す可能性があるため、立ケ花から約三十キロ下流の「戸狩狭窄部」(飯山市)でも同時に掘削工事を進め、二五年六月までに工事を完了させる。
 河川事務所は狭窄部の掘削工事を含む千曲川の治水対策の工程表をまとめ、二七年度まで段階的に堤防強化などを進める方針も盛り込んだ。河川事務所の吉田俊康副所長は「昨年の台...

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