御嶽海に「喝」である。2日続けてのぶざまな相撲はあまりにも情けない…こんな相撲では大関昇進はとても無理だ【北の富士コラム】

2020年9月16日 20時20分

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御嶽海(奥)が寄り切りで隠岐の海に敗れる

御嶽海(奥)が寄り切りで隠岐の海に敗れる

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◇16日 大相撲秋場所4日目(東京・両国国技館)


 4日目の土俵は激しい相撲が多く十分に楽しめた。力士たちの動きも全体的に良くなってきたのは良いことである。特に終盤5番の攻防は見応えがあった。このところ目覚ましい進歩を見せている隆の勝が押し一本で関脇まで番付を上げてきた大栄翔に堂々と押し勝って3勝目。押しの強さでは人後に落ちない大栄翔も反撃の間もなく完敗。この日で関脇以上との対戦を終えた隆の勝に注目である。
 御嶽海は3連敗中の隠岐の海にいいところなく敗れた。立ち合い、突き放しに出たが隠岐の海に左上手を引かれ出足が止まった。隠岐の海は左で引き付け右おっつけで強引に寄り立てると御嶽海はあっけなく土俵を割った。3日目といい4日目といい、2日続けてのぶざまな相撲はあまりにも情けない。野球の張本さんじゃないが御嶽海に「喝」である。隠岐の海の力強い相撲に「あっぱれ」である。御嶽海よ、こんな相撲を取ってると大関昇進はとても無理だ。大いに反省してもらいたい。
 照ノ富士もすごい気迫を見せて絶好調の正代を一気に押し出した。立ち合いは照ノ富士の方が一歩先に踏み込んだ。今場所の正代は立ち合いから出足を利かせての速攻が光っている。照ノ富士はその立ち合いを封じたのが勝因と言っても良いだろう。すぐに突き合ったが照ノ富士が冷静に左からすくうように前に出る。これで正代の腰が浮き上体も起きてしまった。照ノ富士はそこを見逃さず落ち着き払って寄り切った。照ノ富士もようやく先場所の強さが戻ってきたようだ。
 そして朝乃山に待望の初日が出たのは何よりである。当たりの強い北勝富士に対し一歩早く踏み込んで右をねじ込んだ。休まず前に出て粘る北勝富士を土俵下まで吹き飛ばした。3連敗がまるでウソのような見事な相撲だった。やはり負けても負けても自分の相撲に徹することが大切ということだろう。今場所はすでに三役以上に全勝がなくなっている。大混戦は必至となるだろう。3敗はまだまだ圏内である。大逆転を見たいものだ。
 貴景勝も3日目の負けを引きずらずに自分の相撲を取り切った。どうやら体調は良さそうだ。もう心配はないだろう。
 心配といえば、またコロナ感染者が増えている。私のような老人にとっては切実な問題である。きょう16日から夜の街の営業時間が延びたようだが大丈夫だろうか。夜の街が諸悪の根源のように言われると私は心が痛い。私なんぞは夜の街で育ったような人間である。銀座の灯が消えようとしているようだ。行ってやりたいがコロナが怖い。飯を食べたら韓国映画を見て寝るとするか。(元横綱)
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