翔猿ジャンプ! 「大きい人に勝てば盛り上がる」192キロの魁聖いなして送り出し 新入幕の小兵4連勝

2020年9月16日 20時18分

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翔猿(右)が送り出しで魁聖を破る

翔猿(右)が送り出しで魁聖を破る

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◇16日 大相撲秋場所4日目(東京・両国国技館)


 全勝は新入幕の翔猿(とびざる、28)=追手風、阿武咲(24)=阿武松=と、早くも平幕2人となった。
 しこ名の「翔」の字の通りの鮮やかなジャンプが、4連勝につながった。175センチ、131キロの翔猿が、関取で2番目に重い195センチ、192キロの魁聖の圧力をこらえると、いなすと同時にピョン。背後を取って一気に送り出した。新入幕の小兵が混戦の中、トップタイに立った。
 「(相手を)焦らせることができた。後ろが見えてここしかないと思って、早く動けて良かったっす。ここからちょっとでも、皆に(しこ名を)覚えてもらえたら。動き回って翻弄(ほんろう)していきたい」
 しょうえん?しょうざる? 正解は「とびざる」。快進撃で幕内きっての難読しこ名が、相撲ファンだけでなく、一気にお茶の間にも浸透させたい。
 2017年夏場所後の新十両昇進時、本名の岩崎から現在のしこ名へ。申(さる)年生まれとサルのしなやかな動きにあやかり、師匠の追手風親方(元幕内大翔山)の提案を受け入れた。動物の名前を使うしこ名は多いが、猿は本名以外で過去に例がなかった。インパクトは抜群だ。
 珍名を背負うにふさわしく、明るい性格で幕内の重圧にも気後れすることはない。コロナ禍で満員の観衆からの注目は未経験だが「僕のタオルが見えたらうれしいですね。緊張を力に変えてます」と言い切る強心臓。懸賞にも言及して「ぼくはもらってないですけど」とさりげなくアピールするなど、ちゃめっ気にもあふれている。
 兄は幕内経験者の十両英乃海(木瀬)。兄弟同時幕内へ出世の心構えは「大きい人に勝てば勝つほど、会場も盛り上がると思う」。掲げる楽しくトリッキーな相撲で、翔猿がまずは勝ち越しへ突っ走る。

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