名古屋城天守の金しゃち、21年春に16年ぶり地上展示へ

2020年9月16日 14時00分 (9月16日 14時27分更新)
名古屋城の金しゃちの雄=16日午前、名古屋市中区で、本社ヘリ「あさづる」から(岡本沙樹)

名古屋城の金しゃちの雄=16日午前、名古屋市中区で、本社ヘリ「あさづる」から(岡本沙樹)

  • 名古屋城の金しゃちの雄=16日午前、名古屋市中区で、本社ヘリ「あさづる」から(岡本沙樹)
  • 名古屋城の金しゃちの雌=16日午前、名古屋市中区で、本社ヘリ「あさづる」から(岡本沙樹撮影)
 名古屋城天守のてっぺんに鎮座し、名古屋市民から親しまれている金のしゃちほこ1対について、来春に市内などで地上展示されることが固まった。市と経済界、民間企業などが実現に向け協力する。新型コロナウイルス感染拡大が長期化する中、名古屋のシンボルを目の前で見てもらい街に活力を与える狙いがある。現在の金しゃちが地上にお目見えするのは、2005年以来16年ぶりとなる。
 16日午後の市議会本会議で、浅野有議員(自民)の質問に市側が答弁した。
 新型コロナ感染拡大により名古屋市内では、各種施設の入場制限や外出自粛ムードが響いて名古屋城の入場者数が激減するなどしており、観光業界が大きな打撃を受けている。名古屋城の金しゃちは1984年の「名古屋城博」と05年の愛・地球博(愛知万博)の際に地上で展示され、名古屋城博は200万人近くが訪れるなど好評を博したという。
 関係者によると、こうした経緯を念頭に、新型コロナ感染対策に十分に注意を払った上で、来春に市中心部などで地上展示を実施する方向となった。
 市によると、名古屋城の金しゃちは、江戸時代の創建当時から天守屋根に雄雌1対で設置されていたが、戦時中に米軍の空襲で木造天守とともに焼失。現在の金しゃちは59年に現天守と一緒に復元された。
 現存する金しゃちの高さ、重さは雄雌とも約2・6メートル、約1・2トンだが、北側にある雄の方がわずかに大きく重い。18金のうろこで覆われている。

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