県内魅力歩いて再発見 「微住」仕掛け人田中さん(福井出身) 

2020年9月15日 05時00分 (9月15日 09時36分更新)
自らの足で県内各地をつなぎ、絆を育もうと歩みを進める田中さん(左)=福井市宝永3で

自らの足で県内各地をつなぎ、絆を育もうと歩みを進める田中さん(左)=福井市宝永3で

  • 自らの足で県内各地をつなぎ、絆を育もうと歩みを進める田中さん(左)=福井市宝永3で
  • 東村市長(左から3人目)を訪問し、福井の発信に向けた意気込みを新たにする田中さん(同2人目)=福井市役所で

 「微遍路」大野から小浜へ

 移住でも観光でもなく、その土地での暮らしを一定期間体験する新しい旅のスタイル「微住」の仕掛け人で、福井市出身の田中佑典さん(34)=東京都=が、お遍路ならぬ「微遍路」に取り組んでいる。大野市を三日に出発し、県内を縦断して小浜市へ向かう一カ月の旅。オール徒歩で、目指すは各地の魅力の再発見と地元の人たちとの絆づくりだ。十四日は福井市中心部で市や県、観光団体を訪問し、微住の魅力などをアピールした。
 田中さんは「生活芸人」を名乗り、福井市東郷地区の住民らと日台交流に取り組んできた。六月には福井への微住サイトを始動させたが、コロナ禍の影響を踏まえ「今は仕込みの時期」と判断。「受け入れる福井側のつながりをつくろう」と、微遍路を企画した。
 この日は、ふくいPR隊@東郷研究会の佐々木教幸代表(68)らと共に東村新一市長を訪問。田中さんは「福井出身の僕でも、知らないことが本当にたくさんあった」と報告。坂井市安島地区での海女たちとの触れ合いや、各地で一緒に歩んだ人々の思い出に笑顔を浮かべた。
 道中の様子は会員制交流サイト(SNS)などで随時発信している。田中さんは「今こそ地域との結び付きや、皆との関わりの中で生かされているという感覚を見つめ直す時。アフターコロナは、便利さや豊かさだけが求められる時代ではない」と強調。東村市長は「福井のまちづくりにも健康の概念を取り入れている事例がある」と紹介し、福井の情報発信に感謝した。 (北原愛)

関連キーワード

PR情報