元F1ドライバーの中嶋悟さん「最後まで全力で…共に闘おう!」子供の頃から大の中日ファン

2020年9月15日 06時00分

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ドアラのステッカーを指さす中嶋悟さん(多賀まりお撮影)

ドアラのステッカーを指さす中嶋悟さん(多賀まりお撮影)

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中嶋悟のドラ放談

 竜党を自負する著名人が独自の視点でドラゴンズ愛をつづる企画「ドラ放談」。今回から元F1ドライバーの中嶋悟さん(67)が加わります。愛知県岡崎市出身で子供の頃から大の中日ファン。自身が総監督を務めるレーシングチーム「ナカジマレーシング」も球団との結束を深めており、過去にはナゴヤドームで2度も始球式を務めた。日本人初のフルタイムF1ドライバーとなったモータースポーツ界のレジェンドが熱く語る。
 ナカジマレーシングのマシンにはドアラのステッカーが貼ってあるんだけど、皆さんはご存じかな? 2014年から中日ドラゴンズと提携を始め、今年で7年目。参戦しているスーパーフォーミュラとスーパーGTの両方のマシンとも、どこかに必ず貼られているので、サーキットにお越しの際や、テレビ観戦する際はぜひ探してみてください。
 米国でもヤンキースの名物オーナーの孫がインディカーシリーズで共同チームオーナーを務めているよね。でも、レーシングチームとプロ野球団のコラボではわれわれの方が先。僕は愛知県岡崎市の生まれで少年時代からドラゴンズのファンなので、本当に誇らしい。
 初年度の14年にはドアラがスーパーフォーミュラ最終戦の会場だった鈴鹿サーキットに応援に駆けつけてくれた。レースの開催は土日が中心で、プロ野球のシーズン中はなかなかスケジュールが合わず、最終戦になってしまったみたいだね。
 レース前のピットレーンやスターティンググリッドに登場したときは大騒ぎ。新型コロナウイルス感染防止のため、今年はパドックやグリッドは開放されていないけど、例年であれば、来場者は別料金で指定の時間に立ち入ることができる。
 ドアラはモータースポーツファンにも大人気。特にスターティンググリッドでは人垣にもみくちゃにされながら、マシンのところまで何とかたどりついてくれた。スタート時刻が決まっているので、ハラハラしながらドアラが来るのを待ちわびていた記憶がある。
 ドラゴンズとの提携のいきさつは、というと少しお恥ずかしい話で…。当時はわれわれのチームもなかなか好成績に結び付くことができず、ドラゴンズの方も前年の13年が12年ぶりにBクラスに転落したシーズンだった。それでこちらから「苦しい境遇を、共に闘いませんか」とコラボを持ち掛けたところ、すんなりと提携が実現。おかげさまでスーパーGTは17年に、スーパーフォーミュラでは昨年優勝を飾ることができた。
 コラボ初年度には僕もナゴヤドームで始球式を務めた。前の年も交通安全啓発活動のキャンペーンの一環で投げたから2年連続だった。球速は63キロ。高速道路なら、低速違反になっちゃうくらいの遅さだったけど、ノーバウンドで捕手のミットには届いたと思う。
 ドラゴンズの戦いぶりは常にチェックしているので、最後まで全力で戦い抜いてください。(元F1ドライバー、ナカジマレーシング総監督)
 ▼中嶋悟 (なかじま・さとる)1953(昭和28)年2月23日生まれ、愛知県岡崎市出身の67歳。87年に34歳でロータスからF1デビュー。日本人初のレギュラー参戦ドライバーとなる。決勝最高位は同年のイギリスGP、89年のオーストラリアGPで獲得した4位。91年までF1に参戦し、現役を引退。その後は国内でナカジマレーシングの総監督として活動中で、97、98年にはF1ティレルチームでスポーティングディレクターも務めた。仏ルマン24時間レースで連覇した元F1の中嶋一貴は長男。
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