【石川】イオン御経塚 閉店へ 来年5月末 テナントに順次説明

2020年9月15日 05時00分 (9月15日 10時00分更新)
来年5月末で閉店する見通しとなったイオン御経塚ショッピングセンター=石川県野々市市で

来年5月末で閉店する見通しとなったイオン御経塚ショッピングセンター=石川県野々市市で

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来夏にイオン白山 競合避ける方針か


 イオンリテール(千葉市)が、イオン御経塚ショッピングセンター(石川県野々市市)の来年五月末での閉店を検討していることが分かった。今月初めにテナントへの説明会があり、通知があった。近隣には大規模店イオンモール白山(同県白山市、仮称)が来夏に開業を控えており、グループ内の競合を避ける方針とみられる。前身のサティ時代を含め、二十三年で歴史に幕を閉じることになる。(高本容平、都沙羅)
 イオンリテール北陸信越カンパニー(新潟市)の担当者は、来春以降の営業が未定であることを認め「従業員にも今後の契約について話さなければならない。地権者や市、地元の商工会議所にも説明が必要で、それらが終わってから正式に発表したい」と述べた。
 テナント関係者によると、イオン側が今月三日に開いた説明会で閉店を通知したといい「以前から契約更新が示されず、閉店するという雰囲気はあった」と明かす。イオンモール白山に移るテナントがある一方、そのまま閉店する動きもあるという。
 イオン御経塚は地上三階建てで、敷地面積は約四万六千平方メートル。一九九八年三月にマイカル系の「御経塚サティ」として開業した。マイカルの経営破綻に伴い、二〇一一年三月に現在の店名に変更した。衣料品や飲食など約八十店のほか、複数のスクリーンを備えた映画館を併設し広域から集客してきたが、新たに誕生した大型商業施設と商圏が重なり、競合が激化していた。
 イオンモール(千葉市)が運営するイオンモール白山の敷地面積は約十七万五千平方メートル。テナント数は北陸最大級の約二百二十店舗と、イオン御経塚の倍以上になる見通し。隣接地には今月十日、ホームセンター「コメリパワー白山店」や飲食店が集まる商業モールがオープンし、年末にかけてドラッグストアやスポーツクラブも順次開業する。

複合商業施設 オープン計画


23年3月めど ホームセンターなど


 イオン御経塚の敷地の一部は「ホームセンタームサシ」を展開するアークランドサカモト(新潟県三条市)が取得済みで、二〇二三年三月をめどにムサシやガソリンスタンドなどが入る複合商業施設がオープンする計画が浮上している。
 地権者によると、イオンとアークランドサカモトが五月に説明会を開き、二一年夏からイオン御経塚の解体工事に着手する日程と、複合商業施設の概要が示された。参加者からは「食品スーパーが入った施設にしてほしい」との要望もあったという。
 アークランドサカモトの担当者は取材に「土地は取得したが、計画を練っている最中で具体的なことは決まっていない」と話した。

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