クラスター施設 危機を振り返る 上市 支援の富大教授 講演

2020年9月13日 05時00分 (9月14日 10時08分更新)
防護服の着脱法について解説する山城清二教授(右)=上市町の北アルプス文化センターで

防護服の着脱法について解説する山城清二教授(右)=上市町の北アルプス文化センターで

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「あと数日続けば、崩壊していた」


 新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)が発生した富山リハビリテーションホーム(富山市)で医療支援を行った富山大病院総合診療部の山城清二教授の講演が十二日、上市町の北アルプス文化センターであった。当時の施設内の実態や、県内の現状について説明した。
 山城教授は四月から五月にかけて、県の要請を受けて施設の応援に入った。当時は職員にも感染が広がり、わずかな人員しか残っておらず、介護士の応援が入るまで山城教授自身が利用者の介護に当たった。山城教授は「あと数日この状態が続いていたら、(現場は)崩壊していた」と振り返った。
 施設内で実際に身に着けていた防護服の着脱法についても解説し、暑さに耐えながら支援に当たっていたことも明かした。
 県内では現在、介護施設内での感染者が出ていないことを指摘し、「県内の感染第一波が終わった後、各施設が予防活動に取り組んだ成果ではないか」と話した。
 地域医療を支える人材を育成する町の「コミュニティ・メディカルデザイナー養成講座」の一環。町民ら二百人が聴講した。 (山岸弓華)

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