「意識しない」と言いながらも…中日ルーキー石川昂弥がドラフト1位の“プライド”をのぞかせた瞬間

2020年9月12日 20時50分

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ティー打撃を繰り返す石川昂=ナゴヤ球場で

ティー打撃を繰り返す石川昂=ナゴヤ球場で

  • ティー打撃を繰り返す石川昂=ナゴヤ球場で

◇本紙「ルーキー記者」が直撃


 1軍の経験を糧に再昇格を目指す! 中日のドラフト1位ルーキー・石川昂弥内野手(19)が12日、ナゴヤ球場で電話取材に応じた。期待のスラッガーに、同じくドラ番1年目の長谷川竜也(22)が直撃。新人ならではの苦労や1軍での経験、そして現在の2軍での取り組みを力強く語った。
 石川昂は7月12日にナゴヤドームで初スタメン。そして初打席で二塁打を放ち、華々しいデビューを飾ったが、プロの世界は甘くなかった。
 次の安打を放つまでに21打席を要した。7月31日に出場選手登録を抹消され、1軍通算36打数8安打、打率2割2分2厘で12三振。辛酸をなめるとともに、球界を代表する投手との対戦が成長の礎となった。
 「菅野さん(巨人)や浜口さん(DeNA)であったり、1軍の中でもいい投手と対戦できたのがいい経験になった。内と外の投げ分けがしっかりできているところが一番違うと感じました」
 1軍では150キロを超える速球に振り負けていては話にならない。それを念頭に置いてか「今は真っすぐに対してしっかりとポイントを前でさばけるようにということを一番、意識してやっている」と話した。見つかった課題に一つずつ向き合う日々だ。

「でも周りには負けないように…」


 1年目ならではの苦労も垣間見える。記者1年目の筆者はわかりやすい、面白い原稿を書けるようにするのに試行錯誤。一方、石川昂も「高校時代も毎日(野球は)やってましたけど、一日中ずっとやっているので疲労感が違う」と職業としての位置づけに戸惑いがあるのも事実だ。
 ただ石川昂は高卒でプロ入りした同学年の選手の活躍にも動じることはない。「そういうのは意識しないタイプなんで」。周りに左右されず研さんあるのみ。しかし、力強く付け加えた。「でも周りには負けないように…」。ドラフト1位ルーキーとしてのプライドをのぞかせた瞬間だった。
 残り2カ月となったコロナ禍のシーズン。「今よりもっともっと結果が残せるように毎日頑張っていきたい」。この日のフリー打撃では51スイング中、柵越えも2本。9月は5試合で20打数7安打、打率3割5分と調子は上向きだ。
 ルーキー離れした打球を見て、1軍でアーチを架ける姿を想像せずにはいられない。つたない取材にも丁寧に答えてくれた石川昂の姿勢は、立派なプロとしての顔。環境は違えど同じ1年目として大きな刺激を受けた。
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