<ダイアリー> 今は昔…

2020年9月12日 05時00分 (9月12日 12時04分更新) 会員限定
 十年前、長男は祖父である私の父から将棋を習い始めた。最初は、将棋の駒の山崩し、回り将棋から始まり、四歳のころには本格的な将棋の対局を教わり、覚えることができた。
 初めは駒の動かし方を理解するだけで精いっぱいだったようで、対局中に自分が負けそうになると悟ると、盤上の駒を両手でぐちゃぐちゃにしたり、将棋盤を一八〇度回転させて自分の不利な局面を相手側に持っていったりしたことも。泣きそうになるのを、ぐっとこらえていた。
 そんな長男も、今年から中学生になった。これまでに地域の将棋大会などで優勝を三回以上も経験し、詰め将棋も五段に認定されるまでに成長して、プロ棋士から指導を受けることもできた。
 そして、そんな兄の姿を見ていた次男も、将棋大会で奨励賞をもらう機会にも恵まれた。
 今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、将棋の大会は軒並み中止となってしまってとても残念だ。今後、大会が再開されたら、息子たちにはどの大会でもいいので好成績を収め、自信をつけていってほしいと願っている。=名古屋市緑区、主婦宮田宏美(44)

関連キーワード

PR情報