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高校0勝プロ無敗の岡崎駿一 世界挑戦へまずボクシング新人王

2018年10月17日 11時00分

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全日本新人王を目指して西軍代表決定戦に臨む岡崎駿一=名古屋市中区の中日ジムで(志村拓撮影)

全日本新人王を目指して西軍代表決定戦に臨む岡崎駿一=名古屋市中区の中日ジムで(志村拓撮影)

 ボクシングの全日本新人王を目指す岡崎駿一(21)=名古屋市中川区出身、中日=が11月17日、全日本新人王決定戦進出をかけて西軍代表決定戦(エディオンアリーナ大阪)に出場する。高校のアマチュア未勝利から一転、プロ5戦無敗という伸び盛りが、まずは日本ランカーを目指す。

 リングへのワクワク感が、全身からにじみ出ている。岡崎はプロ4戦目の8月5日、中日本新人王スーパーフライ級決定戦で、カウンター気味の右ストレートをたたき込んで1回KO勝ち。「2分2秒。KOは初めてなんで、タイムは一生忘れない。『オレでもできる』ってプロでやる自信になった」と、中日本新人王MVPに輝いた試合を笑顔で振り返った。
 ボクシングとの出合いは偶然だった。幼少期からスポーツとは縁遠く、名古屋市中川区長良中では帰宅部。中3の秋、体力強化のために体験で参加した空手教室で目にしたのが、ボクシング用具のカタログだった。カラフルなグローブに心が躍り、自宅から自転車でジムに通い始め、ボクシング部のある名古屋工高に進学した。

 部の主将まで務めたが、肝心の公式戦は3年間まったく勝てず。卒業後、電気工事店で働く中、知人のジム風に改装した倉庫に招かれ、サンドバッグをたたくと時を忘れていた。
 「シンプルに勝ちたくなった。負けっ放しじゃ格好悪い。プロに進む決意はある意味、高校時代のおかげかも」
 プロのリングでの武器は、175センチの恵まれた身長だ。東信男会長(60)にリーチ差を生かす攻めを指導され、3戦目の引き分けを挟んで4連勝。「勝ち名乗りの瞬間、観客が僕だけを見てくれるのは最高の気分。次もまた、って思える」と余裕も出てきた。
 自他ともに認める「超」のつくのんびり屋。先輩とのスパーリングを寝坊で忘れるなどマイペースだったが、KO劇を経験して「全日本で勝てば日本ランカー。ジムのトップに立ちたい」と欲も出てきた。全日本新人王まであと2勝。人生初めての勝ち癖の勢いで、突っ走る。 (志村拓)
 ▼岡崎駿一(おかざき・しゅんいち) 1997(平成9)年9月18日生まれの21歳。名古屋工高では2戦2敗。昨年6月にプロデビューし、戦績は5戦4勝(1KO)1分。右ボクサーファイター。

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