本文へ移動

最近よく聞く「目付をする」とは?

2020年9月12日 05時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
 【質問】バッターが打席で「目付をする」というのは「狙い球を絞る」というのと同じことですか。最近、よく聞く言い方のように思います。 (名古屋市 玉井千歳さん)
 【答え】たしかにテレビやスポーツ紙などで最近「目付をする」という言葉がよく使われていますね。私は現役のとき、「打席ではできるだけ内角に目をつけておけ」と教わりましたから、昭和の選手は聞きなれていると思います。使う人によって、いろいろな考え方や意味合いが含まれていると思いますが、ただ「狙い球を絞る」とか「ヤマを張る」「読む」のとは違います。私の場合、内角に目をつけていても外角球にも対応する構えでした。巨人の長嶋選手がステップした左足を大きく開きながら外角球を右方向に本塁打したのを見たことがありますが、アウトステップしても上体は開かない、お手本でした。
 先日、テレビで「目付をしたところよりもう少し高かったらホームランになった」という解説がありました。この場合は「狙い球を絞る」や「ヤマを張る」の意味ではなく、「ボールをミートする場所をピンポイントで決めていた」ということだと想像できます。「狙い球を絞る」よりももっとハイレベルな意味で使っているのです。最近のプロ野球で、簡単に見逃し三振をする選手が多いのは、このピンポイントの目付の影響ではないでしょうか。近いうちに「目付をする」の真相を確かめたいと思います。 (慶大野球部元監督)
 【水、土曜日連載】
◆質問大歓迎 質問はメールかFAX03(3595)6937へ。
〈質問メールアドレス〉sho79@siren.ocn.ne.jp

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ