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兄2人とつかんだ全日本新人王 ボクシングスーパーバンタム級・英洸貴

2018年12月27日 02時00分

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全日本新人王を兄征矢さん(右)、利騎さん(左)から祝福される英洸貴=後楽園ホールで(志村拓撮影)

全日本新人王を兄征矢さん(右)、利騎さん(左)から祝福される英洸貴=後楽園ホールで(志村拓撮影)

  • 全日本新人王を兄征矢さん(右)、利騎さん(左)から祝福される英洸貴=後楽園ホールで(志村拓撮影)
  • 23日の全日本新人王決勝戦スーパーバンタム級で三尾谷昂希(左)と打ち合う英洸貴=後楽園ホールで(七森祐也撮影)
 兄弟一丸で世界への第一歩-。ボクシングの全日本新人王決定戦(23日、東京・後楽園ホール)で、英洸貴(20)=カシミ=がスーパーバンタム級のタイトルを獲得した。兄・征矢さん(24)は2013年の同じ舞台、フライ級で涙をのんだ元プロボクサー。悲願の兄超えを果たし、まずは日本ランキング入りを決めた。「兄弟で世界タイトルまで突っ走る」と、石川のジム初の快挙を見据える。
 最後は応援に駆けつけた兄の思いも乗せ、英が捨て身の接近戦に賭けた。三尾谷昂希(帝拳)との5ラウンドの勝敗は引き分けながら、ジャッジ3人のうち2人が試合運びなどを優勢と判断し、勝者扱いで全日本新人王の称号をもぎ取った。
 「『相手に劣ってる部分は何もない。勝てるぞ』ってアニキに試合前に励ましてもらったのが、力になって…。同じ時期では追い抜いた気がします」
 ボクシングの道に導いてくれた長兄・征矢さんは「ユキヤハナブサ」のリングネームで、2013年のフライ級で全日本新人王決定戦に進出したが判定負け。「あの試合の悔しさを、弟として晴らしたいと思い続けた」と、現役引退してからもスパーリングに付き合ってくれる憧れの兄に、5年越しで最高の恩返しができた。
 次兄の利騎さん(21)もアマチュアのリングで活躍。自身が店長を務める焼き肉店で祝勝会を開いてくれた。好物の牛タン4人前をペロリと平らげた喜びの席上、3兄弟一丸で世界を目指す夢を確かめ合った。
 全日本新人王として7戦5勝(2KO)2分けと無敗で、日本ランキング入りを決めて来年4月には金沢市でのカシミジムの興行で凱旋(がいせん)予定だ。日本ユース王座を目指す2019年。「兄弟で世界のベルトまで勝ち続ける」と石川のジム初の快挙へ、3人の力を束ねて羽ばたいていく。 (志村拓)
 ▼英洸貴(はなぶさ・ひろき) 1998(平成10)年12月21日生まれ、石川県内灘町出身の20歳。同町清湖小3年でカシミジムに入門。内灘高3年で高校総体8強。アマチュア戦績は27戦19勝8敗。170センチの右ボクサーファイター。

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