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代表入りの福井工大福井・杉浦 夢は20代でマスターズ制覇

2019年1月30日 02時00分

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自宅の庭でパットの練習をする杉浦悠太(末松茂永撮影)

自宅の庭でパットの練習をする杉浦悠太(末松茂永撮影)

 男子ゴルフで福井工大福井高2年の杉浦悠太(17)=愛知県高浜市出身=は、2018年8月の日本ジュニア選手権(15~17歳の部、埼玉・霞ケ関CC)で優勝し、日本のナショナルチームに選ばれた。この1月にはチームの一員として、オーストラリアで行われたアマチュアの国際大会に出場した。「20代でマスターズを勝ちたい」と大きな夢へ向けて、こつこつと実績を積み上げている。
 悔しさを糧にする力がある。17年の日本ジュニア選手権は、1打差で優勝を逃した。4歳で始めたゴルフで初めて経験する全国大会での優勝争い。最終日は首位で前半を折り返すも、「1つのミスで焦ってしまった」と12、13番に痛恨の連続ボギーを喫した。「調子がよかっただけに、悔しさが大きかった。何が自分に足りなかったのか自問した」。
 答えはすぐに見つからなかったが「ドライバーの飛距離を伸ばそうと思った」。目標を決めると、こつこつと続けられる性格だ。体幹を中心とした筋トレを本格的に始め、毎食のご飯の量を増やした。体重は1年間で5キロ増の66キロに。「下半身が安定し、ドライバーが安定して飛ぶようになった」
 昨年の日本ジュニアは優勝を狙って会場入りした。初日から上位につけ、最終日は首位で出た。しかし好敵手が後続にいて、気持ちの余裕はなかった。「優勝できたのはパットのおかげ」。そう振り返るように、この日は2~3メートルのパットがことごとく決まった。毎日就寝前に1時間近く打ち込んできたパットの練習がようやく実を結んだ。
 「勝ちたい試合で勝てたのは自信になった。あれからは、どの試合でも優勝を意識してプレーできている」
 ゴルフが趣味の父博倫さん(44)の影響で早くクラブを握ったが、小学生のころはあまり真剣に取り組んでいなかった。小学6年の時、5年生で出場した全国大会に進めず、初めて挫折を味わった。「本気で勝ちたいと思うようになったのはあの時から。練習態度が一変した」。中学で再び全国の舞台を踏めるようになると、今度は同じ選手にいつも負けることに悔しさを募らせた。
 就寝前のパット練習を始めたのはこのころだ。それまではパットのルーティンや打ち方に決めごとはなかった。コースに出る前の練習場で、その日の打ち方を直感で決めていた。「パットがよくなって全国で戦えるようになった。自分の武器になるようさらに磨いて、将来は米ツアーに挑戦したい。そして20代でマスターズを勝ちたい」。パットで自信を深めた17歳の夢は果てしなく広がる。 (末松茂永)
 ▼杉浦悠太(すぎうら・ゆうた) 2001(平成13)年9月12日生まれ、愛知県高浜市出身の17歳。171センチ、70キロ。17年は日本ジュニア選手権2位、全日本高校選手権3位、国内男子プロツアーのカシオワールドOPでベストアマ。18年は日本ジュニア選手権優勝、福井団体優勝。ドライバーの平均飛距離は280ヤード。小学校の6年間は学校の野球チームに所属し、センターを守った。

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