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山崎、五輪でも軸になる ソフト打点王、トヨタの4番

2019年1月23日 02時00分

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開幕から4番に座り、打点王に輝いたトヨタ自動車・山崎早紀=昨年11月18日、神宮球場で

開幕から4番に座り、打点王に輝いたトヨタ自動車・山崎早紀=昨年11月18日、神宮球場で

  • 開幕から4番に座り、打点王に輝いたトヨタ自動車・山崎早紀=昨年11月18日、神宮球場で
  • 日本リーグ表彰式でドレス姿を披露した山崎=昨年11月26日、東京都内のホテルで
 ソフトボールの日本リーグ女子で昨季、2年ぶり10度目の優勝を果たしたトヨタ自動車の山崎早紀外野手(27)は今季、10年目のシーズンを迎える。昨季、リーグ打点王のタイトルを獲得した右の大砲は、ケガを乗り越えた昨年、日本代表にも復帰した。千葉であった昨夏の世界選手権でも打棒が光り、2020年東京五輪での活躍も期待されている。
 華やかなドレスからジャージーに着替えると、山崎は「岡山合宿を終え、これから高知に向かいます」と日本代表合宿へ急いだ。昨年11月末、東京都内で行われた日本リーグの表彰式でのこと。同期入社の元チームメートの結婚式で着たドレスで、ユニホーム姿とは別の魅力を披露したものの、「自分の結婚はまだまだ。引退してからですね」と笑った。
 昨年は初選出の2016年以来、2年ぶりに日本代表に復帰。宇津木麗華監督(55)からは「米国代表の左投手を一番打てそうだと思って選んだ」と言い渡された。17年は死球で左手首を骨折し、リーグ後半戦はほとんど出場できなかった。その翌年の選出に驚きを隠せなかったが、2年前のような気負いはなかった。「トヨタでやってきたことをそのままやればいい」。1度代表を離れたから、至った境地だった。
 チームでも開幕から4番に固定された。開幕前に、中西あかね監督(39)から「4番に据えるから打線の軸になる打撃をしなさい」と声をかけられた。「結果が出る、出ないにかかわらず4番に座り続ける大変さを改めて実感した」と山崎。信頼の大きさも、責任の重さも痛感した。「ずっと4番を打たせてもらえたから打点王を取れた。前を打つ打者が好調で、走者をかえさなければとの思いが強かった」と感謝の言葉があふれた。
 激動の18年が終わり、東京五輪前年の19年が始まった。27日からの日本代表オーストラリア強化合宿メンバーにも名前を連ねる。「ことしは海外勢にも研究される。自分も研究して、安定した結果を残したい。チームでも軸を任される覚悟はある。好不調の波がないようにしたい」。休む間もなく鍛錬の日々が続く。
 個人的にも変化がある。小学校から常葉大菊川高まで同じチームでプレーした1歳上の姉・奈美佳さんが昨季限りで日本リーグ2部の静甲を引退。中学では山崎が捕手でバッテリーも組んでいた。昨夏の世界選手権も激励に来てくれるなど、良き相談相手でもあった。「姉は指導者になるという新しい夢を追う。姉に恥じないように自分の夢を追いかけたい」。東京五輪代表へ、着実に歩んでいく。 (伊東朋子)
 ▼山崎早紀(やまざき・さき) 1991(平成3)年11月12日生まれ、静岡県掛川市出身の27歳。170センチ、66キロ。右投げ右打ち。外野手。小学2年で地元のチーム、掛川桔梗で競技を始める。掛川北中-常葉大菊川高。2010年、トヨタ自動車入社。16年、日本代表に選ばれ世界選手権に出場。リーグではベストナイン賞。18年、日本代表に復帰した。

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