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愛知学泉大バスケ谷が実業団へ 武器は3点シュートとスイーツ

2019年3月6日 02時00分

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4月から山形銀行でプレーする愛知学泉大の谷優実=愛知県岡崎市で(志村拓撮影)

4月から山形銀行でプレーする愛知学泉大の谷優実=愛知県岡崎市で(志村拓撮影)

 昨年12月のバスケットボール女子全日本大学選手権で、愛知学泉大の準優勝に貢献した4年谷優実(21)=愛知県豊田市出身=が、大学卒業後の4月から東北を代表する実業団・山形銀行でプレーする。大学、高校と最高成績は全国大会準V。「次のステージこそ全国での優勝を経験したい。選手として完全燃焼して、いつかは故郷で指導者として恩返しをしたい」と、感謝の思いを胸に地元を飛び出す。
 ゴール下で173センチの体を張り続けて得た勲章を自信に、学泉大の谷が新天地・山形銀行でのプレーを心待ちにしている。昨年の全日本大学選手権5試合で、個人3位のオフェンスリバウンド19本をもぎ取り、準優勝の立役者となった。
 「悔しい結果だったけど、自分らしさは出し切れた。社会人でもバスケを続けられるのは幸せなこと。今度こそ、全国の頂点を目指して完全燃焼したい」
 岐阜女子高時代も、思い出は悔し涙だった。2年生で出場したウインターカップで準V。高校と大学で届かなかったあと1勝のため、得点力アップにも目を向けている。磨いているのは、Wリーグ11連覇に貢献したJX-ENEOSの宮沢夕貴(25)を手本にした、女子では珍しいワンハンドの3点シュートだ。
 150センチそこそこだった小学生の頃はガード。中学からフォワード、そしてセンターへ。身長が伸びるにつれ、多くのポジションを経験したからこその強み。「インサイドの自分が、外からも狙えるようになれば、相手も慌てて味方が動きやすくなる」。同選手権では不発だったが、多い日には300本近い自主練を欠かさなかった。
 もうひとつの“武器”は、趣味のお菓子作りを生かしたコミュニケーションだ。大学の寮生活では後輩にチーズケーキを差し入れ、距離を縮めた。スイーツ作戦はもちろん、山形でも続行。「特産のさくらんぼを使ってみたい」とアイデアを練り、先輩たちの輪に入っていく。
 バスケは「生活の一部で、これからも変わらない」。いずれは故郷・愛知で指導者になる夢もある。胸を張って凱旋(がいせん)するため、頂点の景色を確かめに山形へ羽ばたく。 (志村拓)
 ▼谷優実(たに・ゆうみ) 1997(平成9)年3月10日生まれ、愛知県豊田市出身の21歳。同市東保見小1年から、地元の猿投クラブでバスケットボールを始めた。身長173センチのセンター兼パワーフォワードで、愛知学泉大では3年からレギュラーだった。

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