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男子顔負けのパワー系女子、反頭 至学館高からプロ野球入り目指す

2019年3月20日 02時00分

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強打強肩の捕手として至学館高を引っ張る反頭瑚桜=愛知県大府市内で(麻生和男撮影)

強打強肩の捕手として至学館高を引っ張る反頭瑚桜=愛知県大府市内で(麻生和男撮影)

 女子プロ野球の発足から、注目を浴びつつある女子野球。愛知県内の高校で唯一、女子硬式野球部がある至学館高に、将来有望な選手がいる。反頭瑚桜(たんどう・こお)捕手(1年)は、打力と強肩を武器に、将来のプロ入りを目標に掲げている。
 春夏甲子園に出場経験のある男子野球部が有名な至学館高。女子硬式野球部にも男子に負けないほど、楽しみな選手がいる。反頭は入学直後からクリーンアップを任される長打力が売り。そのパワーは、大学の男子も使用する両翼91メートルの至学館大グラウンドで、フェンスオーバーするほどだ。
 「得意なのはバッティング。大きい当たりを打てるところです」
 帰宅後も2時間の素振りを欠かさない努力家。それも、ただ漠然と振るのではなく、対戦する投手をイメージしながら集中して振るというこだわりぶり。「スイングスピードが上がった」と胸を張る1年生を、鈴木雄太監督(32)は「チームで一番練習するのではないか」と認める。
 もう一つの武器は肩。男子ばりの二塁送球は、低い弾道でベースに届く。公式戦や、男子中学生との練習試合での盗塁阻止率は7割にも及ぶという。その強肩ぶりは、鈴木監督から「瑚桜キャノン」と名付けられたほど。由来であるソフトバンク・甲斐の送球時のステップを参考にしているといい、「肩には自信がある」と言い切った。
 小学2年から野球を始め、当初は投手、内野手としてプレーしていた。志願して、捕手になったのは6年生の時。兄の影響だった。
 2歳上の兄・樹騎也さん(18)も捕手で、昨春のセンバツに出場した東邦高の正捕手だった。兄とは、一緒に素振りをしたり、キャッチボールをすることもあるほどの仲良し。打撃フォームの動画を見てもらい、アドバイスをもらうこともある。「あこがれている」と目を輝かせる。
 これまで2人の女子プロ選手を育てている鈴木監督は「レベルは遜色ない。今のままなら、プロに行くでしょう」と太鼓判を押す。「将来はプロになりたいけど、その前にチームで全国制覇したい」。まずは27日開幕の選抜大会(埼玉・加須市民運動公園ほか)で、日本一を目指す。 (麻生和男)
 ▼反頭瑚桜(たんどう・こお) 2003(平成15)年3月14日生まれ、名古屋市港区出身の16歳。163センチ、右投げ右打ち。小学2年から東築ライオンズで野球を始め、中学時代は愛知刈谷ボーイズに所属。至学館高では「3番・捕手」でチームを引っ張る。

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