勝村久司 「医療情報の公開・開示を求める市民の会」代表世話人

2020年9月11日 16時00分 (9月11日 16時00分更新) 会員限定

専門家任せダメ 健全な不信感を

写真・隈崎稔樹

 長女の医療事故をきっかけに、より良い医療の実現を目指し市民活動を続けている勝村久司さん(59)。大事なのは、医療を専門家任せにせずに市民が主体的にチェックすることと、それを可能にする情報公開だという。現役の高校教諭でもある勝村さんが見つめる先にあるのは、民主主義だ。 (石原真樹)
 ―九月、薬害防止のための第三者組織ができました。
 厚生労働省に新たに設置された「医薬品等行政評価・監視委員会」はひとことで言うと、市民感覚でおかしいことはおかしいと忖度(そんたく)なく言える委員会です。血液製剤「フィブリノゲン」を投与された患者がC型肝炎に感染させられた薬害肝炎事件を検証した二〇一〇年の報告書に、再発防止のため第三者性のある機関が必要だと盛り込まれ、十年かかって実現しました。厚労省に都合の良い専門家ばかり選ばないよう、委員を選ぶための選考委員会まで作ったのは画期的。その選考委員を務めました。
 ―期待される役割は。
 たとえば新型コロナウイルス感染症で、抗インフルエンザ薬「アビガン」がコロナに効くかや副作用がないかがよく分かっていない段階で、安倍晋三首相が備蓄拡大を...

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