福祉避難所、今も手探り 東海豪雨、11日で20年

2020年9月11日 05時00分 (9月11日 05時01分更新) 会員限定
災害時は福祉避難所として使われる施設の倉庫に積まれた備蓄品=名古屋市西区の社会福祉法人「エゼル福祉会」で(大橋脩人撮影)

災害時は福祉避難所として使われる施設の倉庫に積まれた備蓄品=名古屋市西区の社会福祉法人「エゼル福祉会」で(大橋脩人撮影)

  • 災害時は福祉避難所として使われる施設の倉庫に積まれた備蓄品=名古屋市西区の社会福祉法人「エゼル福祉会」で(大橋脩人撮影)
 体の不自由な人らが災害時に安心して避難するためには支援などの特別な配慮が欠かせない。名古屋市西区で障害者施設を運営する社会福祉法人「エゼル福祉会」理事長の大川美知子さん(72)は、東海豪雨が十一日に二十年を迎えるいま、災害弱者を受け入れる「福祉避難所」の態勢が十分なのかをあらためて考えたいと話す。 (出口有紀)
 「この子だけでも避難させて」
 東海豪雨時、大川さんの施設職員がゴムボートで施設利用者の救助に行くと、一階が水没した家屋で母親がそう言って、体が不自由な子を職員に託した。そんな話を多く聞いた大川さんは、一般の避難所では対応が難しいと判断。代表を務めていた別の障害者の生活支援施設で、障害者たちを受け入れると決めた。
 浸水を免れた施設は二階建ての一軒家。普段は重度障害者を一時的に預かり、訪問介護もしていた。職員らは...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報

社会の最新ニュース

記事一覧