初マラソン好走Vの鈴木亜由子 「まだまだ可能性」奨励賞
2018年12月5日 02時00分
奨励賞の鈴木は、初マラソンだった8月の北海道マラソンを2時間28分32秒の好記録で制したことが評価された。記者会見では「名誉ある賞で、うれしく思う。マラソン初挑戦で不安もあったが、しっかり自分と向き合って壁を越えることができた」と喜んだ。
トラック種目では2016年リオデジャネイロ五輪に出場するなど実績を積み重ねてきたが、42.195キロへの適応は未知数だった。「練習段階では脚に不安もあった。一定の距離は走らないと本番で失速すると思って、故障覚悟で練習した」と鈴木。不安を断ち切ってマラソン練習に集中したことが、好結果に結び付いた。
北海道の優勝で、19年9月の東京五輪選考会「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)」の出場権を獲得した。来年1月の都道府県対抗女子駅伝(京都)に愛知代表として出場するなど、今後はロードレースを積みながらMGCに備える。「どんなレース展開になっても対応できるだけの力が必要。マラソンではまだまだ可能性を感じている」
会場では、名城大女子駅伝部員からの記念写真攻めに笑顔で応えた。若手選手が憧れるスピードランナーは、大勝負への準備を着々と整えている。 (木村尚公)
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