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岐阜への移籍「間違いなかった」 バドミントン福島&広田組、金へ決意

2018年12月18日 02時00分

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岐阜から金メダルをとる決意を示す福島(右)と広田(木村尚公撮影)

岐阜から金メダルをとる決意を示す福島(右)と広田(木村尚公撮影)

  • 岐阜から金メダルをとる決意を示す福島(右)と広田(木村尚公撮影)
  • 移籍騒動も乗り越え安定した好成績を残す福島(左)、広田組
 バドミントン女子ダブルス世界ランキング1位の福島由紀(25)、広田彩花(24)組=岐阜トリッキーパンダース=が17日、岐阜県笠松町内で取材に応じた。春先には地元・熊本の再春館製薬所からの移籍騒動に揺れたが、アジア選手権金、世界選手権銀と安定した強さを発揮。広田は「ここ(岐阜)に来たのは間違っていなかった」と語った。
 激動の1年が世界最強ペアをたくましくした。福島は「本当にいろいろなことがあった」と万感を込める。4月に表面化した移籍問題は、熊本県知事が「慰留の手紙」をしたためるほどの社会問題となった。「いろいろ言われたりもした。他の人が経験しないようなことを経験させてもらった」。コート外の雑音を振り払い、「世界ランク1位」を守り抜いたことに価値があった。
 騒動から8カ月。あらためて当時を振り返る2人の思いはシンプルだ。広田は「バドミントン人生は1回しかない。後悔したくない。一番安心できる場所でやりたかった」。福島、広田にペアを組ませ、強豪に育て上げた再春館製薬所の今井彰宏・元監督(48)が岐阜へ移った。後を追う決断に迷いはなかったと強調した。
 岐阜は十分な広さがある自前の練習場を持っておらず、練習場所は日替わり状態。フクヒロペアも海外転戦から戻った際は、地域の体育館などを転々とする。広田は「いろんな体育館を使わせてもらって、初心に帰るようなフレッシュな気持ちになる」。新天地の環境を楽しんでいる。
 女子ダブルスは超ハイレベルな代表争いが続く。リオデジャネイロ五輪金の高橋、松友組、フクヒロ組が今年の世界選手権決勝で敗れた新鋭の永原、松本組とライバルは強力だ。福島は「岐阜でもいろんな方が応援してくれる。その方々のためにも頑張らないと」。故郷の熊本から岐阜へと移った強い覚悟が、2人を金メダルへと突き動かす。 (木村尚公)
 ▼広田彩花(ひろた・さやか) 1994(平成6)年8月1日生まれ、熊本県和水町出身の24歳。170センチ。5歳でバドミントンを始めた。玉名女子高では目立った成績を挙げられなかったが、2013年にルネサス入りし、福島とのダブルスで徐々に開花。ネット際のプレーが巧み。18年5月、福島とともに再春館製薬所から岐阜トリッキーパンダースへ移籍した。
 ▼福島由紀(ふくしま・ゆき) 1993(平成5)年5月6日生まれ、熊本県八代市出身の25歳。164センチ。中学時代は全国ベスト16。青森山田高では3年時にインターハイ女子シングルス準優勝、ダブルス優勝。実業団のルネサス、再春館製薬所では広田とのダブルスに力を入れ、2017年には世界選手権2位と躍進。18年もアジア選手権優勝、世界選手権2位。

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