本文へ移動

桜花&中部大第一が頂点狙う バスケ高校選手権注目選手は?

2018年12月20日 02時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
高校3冠に向けて意気込みを語った江村優有=名古屋市昭和区で(谷大平撮影)

高校3冠に向けて意気込みを語った江村優有=名古屋市昭和区で(谷大平撮影)

  • 高校3冠に向けて意気込みを語った江村優有=名古屋市昭和区で(谷大平撮影)
  • ウインターカップでの悲願の初優勝を誓う中村拓人=愛知県日進市で
 バスケットボールの全国高校選手権(ウインターカップ)が23日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕する。愛知からは県予選を勝ち抜いた男子の桜丘と女子の安城学園の他に、今夏の全国高校総体(インターハイ)で優勝した女子の桜花学園と準優勝の男子の中部大第一の計4校が出場。桜花学園は高校3冠、中部大第一は悲願の初優勝を目指す。

スーパー1年生・江村(桜花)

 スーパールーキーが女子バスケット界の名門を3冠に導く。1年生ながらポイントガードとして桜花学園の司令塔を務める江村優有(ゆうあ)は高い得点力が持ち味。周りと比べれば小柄な160センチの身長も、昨年には中学生で唯一U-16の日本代表に選ばれた。
 3歳の時から米軍基地に勤める父親の影響でバスケットを始めた。長崎・広田中時代には全国大会への出場経験こそなかったものの、1試合で64得点を挙げるほどの点取り屋。井上眞一監督(72)がそのオフェンス力にほれ込み、桜花学園への進学を決めた。
 高校からは将来を見越し、身長が低くても世界で戦えるポイントガードにポジションを変更した。「中学の時からボール運びもしていた。ポイントガードは初めてだけど違和感はない」と江村。シュート力を生かしつつ、パスセンスやディフェンス力にも磨きを掛ける。
 地元開催となった今年のインターハイでは1年生ながら全国大会のコートに立ち、「全然緊張はしなかった」と強心臓ぶりを発揮。インターハイと安城学園との合同チームで出場した国体での優勝に貢献した。桜花学園として2年ぶりの高校3冠が懸かるウインターカップ。「3年生の最後の大会なので3冠に向けて少しでも貢献したい」。大物ルーキーが先輩たちの引退に花を添える。 (谷大平)
 ▼江村優有(えむら・ゆうあ) 2002(平成14)年12月4日生まれ、長崎県佐世保市出身の16歳。160センチ、51キロ。3歳の時からバスケットボールを触り始めた。長崎・広田中時代にはジュニアオールスターに出場し、2016年と17年にベスト5に選ばれた。ポジションはポイントガード。

U-18日本代表・中村(中部大第一)

 悲願の初優勝への期待は高まっている。インターハイでは決勝で開志国際に55-66で敗れて準優勝に終わった。同じ時期にタイで行われたU-18アジア大会の日本代表に選ばれ、インターハイに出場できなかった主将の中村拓人(3年)は「自分も含め3年生にとって最後の大会になる。優勝して終わりたい」と並々ならぬ闘志で大会に臨む。
 地元・愛知開催となったインターハイ。3回戦の強豪・東山戦を58-57の接戦で制すと勢いに乗った。司令塔でチームの要の中村を欠いた中で準優勝。タイでその躍進劇を聞いていた中村は、自身がチームを離れている間の好成績に「ちょっと複雑な思いもあったんですけど…」と苦笑いを浮かべるも「チームで準優勝という結果を残せたのは素直にうれしい」。
 インターハイの準優勝だけでなく、中村にとって越えたい成績がある。兄・浩陸(ひろむ)は中部大第一3年時にウインターカップで同校初の4強入り。昨年は進学した大東文化大で全日本大学選手権で優勝を果たした。
 4強、そして兄が一足先に果たした日本一へ。頂点への階段を上る準備はできている。「チームの気持ちも一つになっている。練習もいい雰囲気でできている」。帰ってきた頼れる主将が、出場できなかったインターハイの分まで暴れ回る。 (谷大平)
 ▼中村拓人(なかむら・たくと) 2001(平成13)年3月3日生まれ、愛知県瀬戸市出身の17歳。184センチ、72キロ。瀬戸市立南山中卒業後、中部大第一高に進学。今年8月のU-18アジア大会で日本代表として5位に貢献。ポジションはポイントガード。
 女子はインターハイを制した桜花学園が優勝候補最右翼。通算65回目の全国優勝と夏の高校総体、秋の国体と合わせた高校3冠を狙い、2回戦で熊本国府と高岡第一(富山)の勝者と対戦する。県予選を勝ち抜いた安城学園は、秋の国体で桜花学園との合同チームで日本一になった勢いをそのままに、23日の1回戦で前橋(群馬)と対戦する。
 男子はインターハイ準優勝の中部大第一がU-18日本代表でインターハイは抜けていた中村を加え、厚みを増した戦力で弘前実(青森)と新田(愛媛)の勝者と対戦する。県予選を制した桜丘は、昨年のウインターカップで8強入りした広島皆実と戦う。

関連キーワード

PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ